今月の懲戒処分~「顧問契約」は覚悟が必要! | 実務直結!行政書士 開業準備 実践講座

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『そうだったのか!行政書士』『行政書士合格者のための開業準備実践講座』『行政書士のための遺言・相続実務家養成講座』他の著者・竹内豊が、失敗しないための開業準備について語ります。

今月の『日本行政』(行政書士に配布される機関誌)にも公開事例の公表が

載っていました。

 

どうやら、顧問契約をしている会社の違法行為をほう助したようです。

 

顧問契約をすると、会社の社長からありとあらゆる相談を持ち掛けられます。

中には、「違法行為」すれすれの(もしくは、ズバリ違法行為)の相談もあります。

 

社長が危ない橋を渡ろうとしているときに、論理的にその危険度を説明して、阻止するのが

顧問の役割です。

今回懲戒を公表された行政書士は、阻止するどころかアシストしてしまいました。

その原因は、定かではありませんが、「あいまいな知識」が含まれていると思います。

きちんと知識があれば、顧問先から相談を受けたら、「こういう法に基づいて罰則が適用されますよ」

と言って止めさせることができたでしょう。

それでも社長が「やる!」というのなら顧問を辞するべきです。

 

「顧問先を獲得しよう!1社2万円で10社目標!」といった感じの威勢のいいことを言う同業者が

いますが、顧問先を獲得するのは相当の経験知と覚悟が必要です。

そんなに単純な話しではありません。

 

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