私が「無料相談」をしない理由 | 実務直結!行政書士 開業準備 実践講座

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『そうだったのか!行政書士』『行政書士合格者のための開業準備実践講座』『行政書士のための遺言・相続実務家養成講座』他の著者・竹内豊が、失敗しないための開業準備について語ります。

昨今は、無料相談が花盛り。

弁護士のホームページでも「初回無料相談」はよく見かけます。

 

ただ、私は原則として無料で相談を受けていません。

その主な理由は次の3点です。

 

1.コストの観点

相談に応じるには、当然ですが相談時間がかかります。

ガチに応じれば2時間程度はザラです。

それに、相談に応じる前の準備も必要。

もっと言えば、今までの経験知も回答に次ぎ込みます。

無料で相談に応じるということは、時間と経験知をタダで

相手に渡すことを意味します。

ちなみに、私が行っているオンラインカウンセリングでは、

カウンセリングの時間が90分~120分程度です。また準備に1時間程度

を要しています。

 

2.経営の観点

無料で相談に応じて問題が解決することもよくあります。

そうなれば相手は大喜びです。だってタダで悩みが解決できたのですから。

しかし、こんなことを続けていたら事業継続は無理です。

 

3.充実した法務サービス提供の観点

そこそこ利益を出さないとお客様に充実した法務サービスを提供出来ません。

たとえば利便性のよい快適な環境の事務所を設けるとしましょう。

当然事務所維持にそれなりの経費がかかります。

また、お客様に鮮度の良い情報を提供するには本を購入したり研修に参加するなど

研修・教育費がかかります。

 

もちろん、「原則」無料としてますので、「例外」はあります。

戦略的な無料相談はもちろんありです。

ただし、「仕事が欲しいから」といった安易な無料は自分の首を絞めることになります。