今日は、実務について(いつも以上に)真面目にお話ししたいと思います。
今日のお題は、実務には「スピード」と「正確性」のどちらが大切かです。
「スピード」と「正確性」のどちらが大切か
あなたは実務に求められるのは「スピード」か「正確性」かどちらだと思いますか?
「どちらも大切です」
正解です!
でも、「どちらが大切か」と質問しています。
ズバリ!スピードです。
依頼者は「早くなんとかしてくれ!(だからお金払ってるんだよ)」と思っています。
「遅くてもいいから正確にね!」という依頼者に私は20年の実務経験で一人も会ったことはありません。
懲戒事例の原因は業務遅滞にあり
多くの懲戒事例に通底している原因は、業務遅滞です。
なお、日本行政書士会連合会のホームページに綱紀事案が公表されています。
「なぜ、このようなことをしてしまったのだろうか」という視点で読むと勉強になります。
スピード優先の理由
さて、スピーディーに動いていれば、誤った方向に向かっていたとしても、軌道修正する時間が残されています。
反対に、のろのろしていて、誤りに気付いたら、目前に期限が迫っていて、ジ・エンドということも懲戒事例を見てみると実際あります。
なぜ、このようなブログを書いているかというと、今受任している入管業務がまさにスピードが求められている案件だからです。
まず、依頼者の反応が早い。
こちらが投げかけると、メールではなく翌朝一番に電話で回答を頂けます(実は、電話の方がメールより数倍早く話が済む)。
そして、なんといっても「一日も早く(外国から)内定者(の外国人を)招へいしたい」と切実に願っていらっしゃいます。
そのような依頼者の願いを叶えるには、当然スピーディーな業務遂行が求められるのです。
「開業したばかりだから早くできない」は許されるか
しかし、開業当初は実績が乏しいもしくはゼロのためどうしてもノロノロ運転になってしまいます。
その理由は、ズバリ、業務遂行を受任から完了まで描く能力が乏しいからです。
しかも、業務に潜んでいる落し穴を避ける危険予知能力はほとんどないといってよいです。
「でも、最初は経験もないんだからしょうがないよね」とお考えの方もいると思います。
その通り!だれでも実務経験ゼロからのスタートです。
もちろん私もそうでした。
しかし、この考えはトゥースイート(大甘)です。
面談の場で「すいません、私この仕事始めてだから時間がかかります。お許しください」
と伝えたら、ふつうは依頼しません。
では、どうすればよいのか
開業して行う業務の典型事例のロードマップ(=着手から業務完了までの道筋)を描けるまでしっかり準備することです。
また、開業しはじめだからこそ、スピード優先で業務をしましょう。
たいていどこかでつまずきますから、その分を見込んで始動を早くするのです。
なお、ロードマップを描けるまでは相当の準備が求められます。
当然、時間も要します(直ぐできちゃうような簡単なことだったら、自分でやっちゃいますよね。わざわざ依頼しません)
だからこそ、開業準備の段階でしっかり行っておきましょう。
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