行政書士合格者のための開業準備実践講座66~受任する・見送るの基準 | 実務直結!行政書士 開業準備 実践講座

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『そうだったのか!行政書士』『行政書士合格者のための開業準備実践講座』『行政書士のための遺言・相続実務家養成講座』他の著者・竹内豊が、失敗しないための開業準備について語ります。

先週、私の前職の上司から電話を頂きました。私は前職でこの方に公私ともに大変お世話になりました。私の恩人です。この方は、現在会社を経営されてます。

「○○の許可を取得したいので依頼をしたい」とのこと。
「お急ぎですか?」と尋ねると、「お客さんからできるだけ早く取るように言われているんだよ」とのこと。つまり、至急ですね。


残念ながら私はこの許可取得の実績もなければ知識もありません。そこで、「本日中に受任の可否をお電話します」とお伝えして一旦電話を切りました。

許可権者のホームページで内容を見ましたが、至急の対応はできそうもありません。
そこで、知り合いの行政書士の何人かに電話をかけましたが、皆さん「実績ないんだよね。至急の対応はちょっと無理。ごめんね」とのこと。

元上司には、お電話頂いた感謝と至急の対応ができないことを伝えました。また、行政書士会の相談センターの連絡先を伝えました。ここなら、実績ある行政書士を紹介してくれるからです。

上司は、「OK、まずは役所に行ってみるよ。自力でできそうならやってみる」とのことでした。

この方は、前職でもかなりデキル方でした。しかもこの許可は会社運営には必ず取得しなければなりません。私が思うに、相当の知識を仕込んだ上で電話をしているはずです。

実は、ほとんどの相談者はこのような「相当の知識を習得しているけど、より早く確実に悩みを解消したい」という理由で相談に来ます。だから、「受任してから勉強する」というスタンスはトゥースイート(甘すぎる)と言わざるを得ません(そもそも、数少ないのんびりした相談者を除いて受任は無理でしょう。間違って受任したら、クレームになるのは目に見えてます)。

開業からバリバリ営業&受任したいなら、開業前に、自分で専門分とすると決めた分野については、相談されたら、受任から完了までがイメージできるようにしっかり準備しておきましょう。

開業前の準備について書き尽くしてます。
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