行政書士のための遺言・相続実務養成講座 473「そもそも論」相談の中には、「議論の余地がない」ものがあります。いわゆる「そもそも論」に該当する相談です。たとえば、「亡くなった親の介護をしたから、多く遺産をもらいたい(多くもらうのが当然)」という相談を受けたら、あなたはどのように回答しますか?「寄与分」に関する典型的な「そもそも論」の質問ですね。さて、「そもそも論」に関する相談の対応によっては、相談者をミスリードしてしまいます。そして、行政書士が「争族」のきっかけを作ってしまいます(そうなれば、当然責任を問われます)。そうならないためにも、「実務脳」を鍛えましょう。