行政書士開業準備 144「順序が逆」 | 実務直結!行政書士 開業準備 実践講座

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『そうだったのか!行政書士』『行政書士合格者のための開業準備実践講座』『行政書士のための遺言・相続実務家養成講座』他の著者・竹内豊が、失敗しないための開業準備について語ります。

先週、都市銀行に相続手続きに行った。すると、隣のブースから相続人の行員に対するクレームが聞こえた。どうやら相続手続きが思うように進まないストレスを行員にぶつけているようだ。

このような情況に接すると「相続手続業務」の延びしろを感じる。

さて、行政書士になれば、必ず「遺言作成・相続手続」の相談を受ける。

当たり前だが、受任するには相談者から選ばれなければならない。
そういうと「ホームページで検索上位にあげなければ」と「広告・宣伝」を真っ先に思い浮かべる人がいる。

この考えは「危険」だ。

「集客」できても「受任できない」蟻地獄に陥る。

「広告・宣伝」をする前に、「実務脳」を習得が先だ。

順序を間違えると、評判を落とすために「広告・宣伝」をするようなものだ。

「受任してから勉強すればなんとかなるよ」と言う行政書士やコンサルもいる。
しかし、これはインターネットが普及する前の話。今時の相談者は「勉強熱心」だ。
面談でまごついていると「このセンセイ駄目だ」とバッサリ切り捨てられる(相談者は、センセイに付き合うほど暇でない)。

「実務脳」の習得に拙著『行政書士のための遺言・相続実務家養成講座』を活用してほしい。