実務講座は、具体例の紹介が多いです。これは、講師が話しやすいのと、受講生が「実例」を求めるからです。つまり、講師と受講生の利益がマッチするからです。
しかし、具体例は実務では思うほど役に立ちません。それは、実務ではひとつとして同じ内容は無いからです。
「できる講師」はこのことを十分に理解しています。だから、「具体例」を紹介した後に、具体例を抽象化して解説します。
ただ、ここまでできる講師はほとんどいません(受講した経験がある方は思い出してみてください。いかがですか?)。
具体例を自分の頭の中で抽象化する、逆に抽象化したものを具体例に変換する。この「具体」⇔「抽象」の変換作業が、「実務力」を養うのです。
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