竹内緑郎の旅行かばん

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舞台アンジールに俳優で参加しています。
本格的に俳優業参戦です!
この歳で、新たな世界に挑戦出来る幸せを感じています。若い俳優たちに囲まれて、新参者が奮闘しているところを観に来てください。期待は裏切りません。
洗濯機が壊れて7年になる。
乾燥機が動かなくなったのは、その1年後だった。
住まいの道向かいにコインランドリーがあるので、
全く不自由はしていない。
そして、今年の3月、アナログのテレビが画像を映すのをやめた。
以来、ニュースはパソコンと新聞の情報、友人からの電話かメールで知る生活である。

6月9日に幕をあげる舞台「剣戟少女と…恋する悪魔」の稽古が毎日続いている。
雨が降ろうが地震で揺れようが、稽古三昧の日々が続く。
俳優は公演の幕があがるのが楽しみだろうが、ぼくら裏方は稽古の方が楽しい。
特に今回はコメディなので、毎日笑い転げている。
文字通り、演出席から転げ落ちては咳払いをしている。
自分が劇団研究生だった時代も含めて、もしかしたら最高のカンパニーにめぐり合えた気がする。
幸せ過ぎてふと怖くなるほどだ。まだ、涙の一滴になって消えたくはない。
この幸福感をたくさんの方に体験していただきたい。
剣戟少女と恋する悪魔の公演は6月9日~14日までシアター風姿花伝にて。
詳しくは朝倉薫演劇団HPをご覧あれ!
人類は9割方狂っていると言われて久しいが、自分は狂っていないと思った時点で狂っているのが正しいらしい。
”おれは狂っているぜ”そう言って笑った友人は先に逝ってしまった。
その逝き先が何処なのか、知らない。ふわっとなって、雲になり、雨になり、
ご家庭の水道になり、誰かの栄養になり、またふわっとなったのかも知れない。
あの世ってところがあれば、そこに逝ったのかも知れないし、それは誰にもわからない。
ぼくは生まれて60数年、狂っていないと思う方を二人しか見ていない。
その方は実に悲しい瞳をしておられた。狂った人類の行く末が見えるのだろう。

 6月公演「恋する悪魔」の稽古が始まった。演出しながら時々、ふわっとなった自分を想像してしまう。みんな、綺麗な瞳をしている。だから、泣かせたりしない。笑って笑って笑い転げて稽古をしよう。劇中、剣戟団員は若いのに詩吟を唸ったり剣舞を踊ったりする。そして大天使は、スパイもどきの服装をしたり、アイドルグループそのもので歌って踊ったりする。一見はちゃめちゃなコメディのようだが、彼の文豪ゲーテのファゥストの一節をメフィストの側に立って解説したりする。
亡き友人が喜んでくれそうな構造学的にもしっかりした作品が「恋する悪魔」