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竹内緑郎の旅行かばん

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 今日は終日新人歌手のレコーディング。
楽曲の依頼がくるのはありがたいことです。
作曲は神津裕之さん。彼との合作は200曲を超えるが、
いまだにヒット曲がないのが面白くもある。
レコーディングのたびに名曲だと感心するのだが。
ま、ヒットするにはさまざまな要因があるので、
深刻には考えていない。それより、こうして記録として残ることは嬉しい。

’60年代’70年代に書いた楽曲を、今、少女人形舞台が歌ってくれている。
それもまた、嬉しいことです。
16歳の時から弾いているギターも、ずいぶん音が涸れてきました。
ギターは30年が限度といわれるが、ぼくのフォークギターは50年生きている。
半分死んだ音だが、サマータイムなんか弾くと妙に雰囲気が出たりする。
先日の銀座みゆき館劇場でも、トークのネタに取り出したのだが、
思わず弾いて歌ってしまった。ピアノの神津さんが伴奏を追ってくれたので、
いい雰囲気で歌えました。
機会があったら、50年前のギターをまた持っていきましょう。
では、バタバタと慌ただしい時間を泳ぎながら、出かけます。
 携帯電話をアイフォンに替えてラインやらメッセージなどで苦戦していて、
ブログを書くのもすっかりご無沙汰になっていました。
もう四月も下旬です。四月五日に銀座みゆき館劇場で「昭和の恋歌」と題して
ライブをやったのが昨日のことのようです。
凄まじい速さの時間経過、もう5月は目の前です。
五月四日は恒例の少女人形舞台幻奏の宴、そして五日、六日には、
朗読劇「昭和の恋人たち」を開催します。
場所は六本木ライブハウスBeeHiveです。詳しくは朝倉薫演劇団HPをご覧ください。
六月公演「恋する悪魔」も、出演者がほぼ決定し、稽古にはいります。
近況報告でした。元気です。
 縁あって月蝕歌劇団30周年記念公演「陰陽師安倍晴明ー最期の決戦ー」に、
キリスト役で出演させていただいている。
元天井桟敷女優の高橋咲さんもご一緒で、
出番待ちの楽屋でお互いの身の上話などをさせていただいている。
そこでの共通の認識が、”若い頃の出会いなら喧嘩別れだった”である。
そうなのだ、思い起こせば、しなくてもいい喧嘩をずいぶんしてきた。

 2日目のソワレが終わって、主宰の高取英さんに飲み会に誘われた。
観劇された流山児祥さんが待っておられるらしい。
高橋咲さんとご一緒に伺った。流山児さんも、若い頃お会いしていたら、
きっと喧嘩別れしていたであろう方である。ぼくなど足元にも及ばない演劇一筋の素晴らしい方だ。
 こうして長い年月を生きて、多少なりとも相手を思いやる気持ちを覚えて、
出会える幸せをかみしめた夜だった。

 また、若い頃ボタンのかけ違いで別れた方々と、笑顔でお会い出来ないものかと、
帰りの車中でさびしく思った。
37年ぶりに再会して、仲良くしていただいている方もある。不可能ではないはずだ。

 それにしても、高橋咲さんの楽屋話は面白すぎる。ぼくは集中力を保つのが大変だ(笑)
残るは2公演、わがいとしのキリストとも明日でお別れです。