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笑顔と子どもをの竹内まさおりです^^

みなさんは、市民文化会館の改修工事の話はご存知でしょうか。
築30年が過ぎ、あと30年持たせるための工事とのこと。
市役所内では数年前から話があったそうですが、私は議員になって初めて知りました。

恐らく、まだまだ多くの市民に伝わっていない話だと思いますが、いよいよ話は大詰めとのことで、12月17日の本会議にも工事承認の議案が通過しようとしております。

設計費(H25~27年度)       165,142,000円
改修工事              1,187,784,000円
電気設備工事            680,400,000円
機械設備工事           1,274,400,000円
舞台設備工事            423,360,000円
照明設備工事            359,640,000円
音響設備工事            166,320,000円
オルガン耐震化・オーバーホール 38,000,000円
工事監理業務委託         129,400,000円
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合計                 4,424,446,000円

もうちょっと出せば新設できそうな金額です。

これは、しっかり自分の目で確かめなければということで、無理を言って日程がない中、新人議員向けに工事予定箇所の見学会をセッティングして頂きました。(担当職員の方々、お忙しい中ありがとうございました。)


(椅子は2センチ幅を広げるとのこと、、)

確かに、実際に見学してみると、改めて文化会館の立派さを実感したり、古びた舞台設備、釣天井の課題などは認識出来ました。

しかし、どうも、予算の使い方に納得できません。

必要最低限の予算を考えてみますと、舞台設備+釣天井工事の6億ほどで良いのではないでしょうか。

武蔵野市には、文化施設・公共施設が他の自治体よりも多い傾向がありますので、このように各々が順序改修工事を行っていけば、予算が足りなくなってしまう試算が出されております。


(このままでは30年後に372億円の財源不足


東洋大学PPPセンターに調査委託しました「武蔵野市公共施設の再編に関する研究報告2013年」においても、市民の76%が対処方法として、「公共施設の統廃合・多機能化」すべきとしております。

また、「武蔵野市第五期長期計画・調整計画無作為抽出市民ワークショップⅣ 平成27年10月」においても、行政がやるべきこと1位に「情報提供」、2位に「公共施設の複合化・統廃合」。

さらに、議会にも改修工事に関する陳情が2件届いておりますし、「市民文化会館の改修工事の再検討を求める会」という市民団体も立ち上がっております。

それら市民の声を尊重しなくても良いのでしょうか。


さらに、今の市民文化会館の敷地は、年間4,000万円ほどの借地料が発生していることも考えなければなりません。

また、老朽化する武蔵野公会堂や一部の市民しか利用していない芸能劇場の維持・改修工事等、広い視点で持続可能な文化政策を考える必要があるのです。


武蔵野市公共施設再編に関する報告書より)


では、どうすれば良いのでしょうか。
他の自治体の議員さんにはお聞きしましたが、1,000人入れる規模のホールは全校生徒が入れ、必要とのこと。

東洋大学PPPセンターの報告書によりますと、
・武蔵野市民文化会館は返却
・武蔵野芸能劇場は売却または賃貸
・武蔵野公会堂は売却または賃貸
貸せば年間5.4億円の収入!)

そして、市が保有しております中町暫定駐輪場(敷地面積3,240㎡、容積率500%)に、文化施設をまとめてはどうかといった提案が出されております。



こちらが、中町暫定駐輪場です。
駅前の一等地に平場の駐輪場と、非常に使い方が悪い状態。

オリンピックの新国立競技場は一度白紙に戻されましたが、市民文化会館の改修工事も、白紙に戻せないものなのでしょうか。

市民は、負担増よりも、文化施設の統廃合を望んでおります。

とにかく、市長は元より、4年前に当選され、ここまで進めて来てしまった議会に問題を感じざるを得ません。