いつもありがとうございます!
笑顔と子どもをの竹内まさおりです。

先週、第4回定例会での一般質問を通告致しました。

今回は26人中、21名の議員が一般質問を行います。
議長等は議事進行を行いますので仕方ありませんが、今回も全員でないことが非常に残念。

プライドは高いけど、士気は低い。

今の日本には、熱血教師はもちろんのこと、熱血議員必要なのではないでしょうか。

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平成271126

武蔵野市議会議長 深沢 達也 殿

提出者 6番 竹内 まさおり

 

市政に関する一般質問通告書

 

122日開会の第4回武蔵野市議会定例会で、下記のことを市長に質問したいので通告する。

 

件名 市民及び職員への幸福度調査の導入並びに、市民がまんなかになる税金の使われ方について

 

(要旨)

1、「市政アンケート調査」の回収率(平成19年度14.3%、平成2211%、平成267.2%)も「武蔵野市民意識調査」の回収率(平成19年度48.1%、平成22年度47.8%、平成26年度40.1%)も年々低下している状況であります。近年インターネットでの回答受付も取り組まれておりますが、効果はあまり出ていない状況です。そこで、回収率を上げる具体的対策はとっているのでしょうか。回答率の高い他の自治体の取り組みは参考にしているのでしょうか。また、「回答率が低いのは、市政に対し満足しているからだ」といった恐ろしい捉え方はしていないか、市長の見解を伺います。

 

2、荒川区では、「区政は区民を幸せにするシステムである」と定義し、区民の幸福度を指標化し、それに基づきよりよい区政に繋げていこうと「荒川区民総幸福度(GAH)」を提唱しております。そして、平成25年には、荒川区長、つくば市長、京丹後市長らとともに、幸福な地域社会づくりを目的とした「住民の幸福実感向上を目指す基礎自治体連合(通称:幸せリーグ)」を設立し、平成262月現在で55もの自治体が加盟し、住民幸福度の向上に向け、職員同士の交流や政策研究を行っております。そこで、ぜひ武蔵野市も、その幸せリーグに加盟し、情報交換等を行ってはどうかと考えますが、市長の見解を伺います。

 

3、現在、武蔵野市で行われている市政アンケートでは、必ずしも、市民の幸福度向上に繋がる政策を実施できるとは限りません。例えば、「学童保育の延長を」といったニーズがあったとして、単純にそれに応えていくだけで、果たして子どもも大人も幸せになれるのでしょうか。年代別・家族状況別・労働状況別・居住状態別等に「どういった時に、人は幸せを感じるのか、または不幸を感じるのか」を把握し、幸福度を増やせる施策が行えるよう、本市においても市民の幸福度調査を実施すべきだと考えますが、市長の見解を伺います。なお、結婚や子ども・孫の人数が幸福度のプラスに優位に働くといったことが、統計的に事実になってきているとのことです。

 

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4、総務省が発表しました「第35 都の職員給与の状況」によりますと、都の職員平均給与はおよそ7435千円とのことでした。武蔵野市の職員給与水準は同じく、都の人事委員会勧告に基づいているとのことですが、一人あたり平均7865千円(平成27年度予算)と一人あたりおよそ43万円も高い状況です。これはどうしてなのか、市長に説明を求めます。

5、もし武蔵野市の職員給与水準を都の職員給与と同水準にできれば、一人あたり43万円の837名分でおよそ3.6億円もの予算ができます。もしこれを、例えば、老朽化する下水道管工事費に充てたりするのが、本当の意味での「市民がまんなか」である市政だと考えますが、市長の見解を伺います。

 

6、職員の超過勤務時間を見ると、平成24年度が170.7時間、平成25年度が193.1時間、平成26年度が218時間と増加しています。常態的に残業をされるのは職員に対してかなりの負担が掛かっていると考えられますが、現在の超過勤務がなくなれば、年間の予算は金額にしていくら減るのでしょうか。見解を伺います。

 

7、課によっては、一人あたり年間400時間以上の超過勤務時間があり、また合計21345.2時間もの超過勤務がある課も存在しますが、果たして人員配置は適正なのでしょうか。共済費も含め、およそ超過勤務時間2000時間につき一人の正規職員、または23人の嘱託職員の配置を行えるのではと考えますが、市長の見解を伺います。

 

8、市民への幸福度調査だけではなく、庁内で働く職員に対する幸福度調査及び幸福度の向上も重要だと考えます。例えば、欧州労働条件調査(ESWC)では、

【仕事の要求度】

・労働負荷(週当たりの通常労働時間が50時間を超えている、仕事を終える十分な時間がない、労働時間が家族との時間や社会的貢献を行う時間を圧迫する、仕事が忙しい、締切が厳しい)

・感情的欲求(腹を立てているクライアントに対処になければならない、自分の価値観になじまない業務がある、自分の感情を押し殺して働かなければならない)

・身体的健康のリスク要因(騒音にさらされている、高温・低温にさらされている、疲れて苦痛の多い姿勢を取らなければならない、重いものを運んだり、移動したりする必要がある)

・職場で受ける威圧(暴言を受ける、脅迫や侮辱を受ける、いじめやハラスメントを受ける)

【仕事の資源】

・仕事の裁量性(仕事の順序・方法の選択や変更が可能である、仕事の速度や仕事率の選択や変更が可能である、仕事に自分のアイディアを取り入れることが可能である)

・学習機会(雇用主が訓練や実地訓練の機会を提供する、新しいことの学習が仕事に含まれている、予見できない問題の解決が仕事に含まれている)

・業務の明確性(業務目標が適切に規定されている、上司からのフィードバックがある、管理職が仕事の計画と組織に長けている)

・上司による管理(上司による援助と支援がある、上司から一人の人間として敬意を持って扱われている、上司が揉め事の解決に長けている、重要な決定への参加を上司から促される)

・同僚の支援(同僚による援助と支援がある、アットホームな職場である、職場に親しい友人がいる)

といった、以上のような項目の調査が行われております。

そこで、ここ武蔵野市においても、金銭的報酬だけではなく、職員の幸福度調査及び向上に向けた取り組みがあれば、労働環境の改善や庁内の活性化にも繋がると考えますが、市長の見解を伺います。

 

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9、現在、市民文化会館は、利用者の8割以上が50歳以上と年々高齢化が進んでおり、尚且つ、公演チケットが安く買える友の会の会員の市民割合は36%しかない状況です。文化事業団には、市から指定管理料として毎年7億円以上が支払われていることを考えますと、市外の年配者・高齢者をメインに安くで文化芸術のサービスを提供することは、行政効果的に問題だと考えますが、市長の見解を伺います。

 

10、市内には、0123やコミセン、テンミリオンハウスを始め、素晴らしい施設がたくさんあります。11月には「コミセンってなんだ」という新しいパンフレットが作られましたが、紙ベースの施設案内だけではなく、動画を使った施設案内を行えば、利用イメージも掴み安く、また、36524時間ウェブ上で広報できます。ぜひ、武蔵野市においても、現在430万回以上も再生されている神奈川県知事が作ったPR動画に負けないくらいの、各施設案内の紹介動画の作成に取り組んで頂きたいと思いますが、市長の見解を伺います。

 

11、武蔵野ふるさと歴史館の来館者数の月次推移を伺います。

 

12、「奥州市Web博物館」や「ひろしまWEB博物館」のように、現在、オンライン上にその土地の歴史文化を紹介する資料館及び博物館を設置する自治体が出てきております。ウェブ上では、物理的な施設の大きさに関係なく多くの展示を行うこともでき、また、時間や場所を問わず多くの人が閲覧することが可能と市民の利便性は高まり、必要に応じて学芸員が出前授業を行ってくれる取り組みもあります。武蔵野ふるさと歴史館が開館しておよそ1年が経過致しますが、当初の期待通りの結果が得られているのかどうか、市長の見解を伺います。また、現在、本宿小学校などでは、空き教室を資料室とし、武蔵野ふるさと歴史館にあるような古い農耕器具などの展示もしております。そういったことや市民の利便性及び財政状況を考えますと、「武蔵野ふるさと歴史館のweb博物館化」も検討してもよいのではと考えますが、市長の見解を伺います。