こんにちは、受付の浅田です。

 

12月に入り、急に冷え込むようになってきましたね。

体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

 

さて、今回は

「デンチャープラークと義歯洗浄の必要性」

についてお話したいと思います。

 

デンチャープラークとは

「十分な清掃を行わない際に義歯に付着する汚れ」

のことです。

 

 

図のように、食渣(たべかす)だけでなく

義歯表面に付着している細菌や細菌が

作り出す物質の塊のことをいいます。

 

このデンチャープラークが義歯に付着すると、

口臭や義歯性口内炎などの原因になります。

また、唾液中のミネラルによって、

歯石へと変わっていきます。

(歯石が義歯についてしまうと

ご自分では取り除くことができません。

その時はスタッフまでご相談ください)

 

このようなデンチャープラークは口腔内だけでなく、

消化器、呼吸器系の感染症など様々な疾患が

引き起こされる可能性や危険性が指摘されています。

 

以下、デンチャープラークの影響です。

 

義歯性口内炎が引き起こされます。

・口腔内常在菌であるカンジダ菌などの

増殖をひきおこし口内炎ができます。

 

・症状としては、

出血疼痛、他に口臭不快感口腔乾燥などの

症状を伴うこともあります。

 

・免疫が著しく低下してくると、

カンジダ菌は咽頭から全身へと感染を広げていきます

 

・誤嚥により、呼吸器系への感染、誤飲により

消化器系の感染が引き起こされることが指摘されています

(誤嚥性肺炎などの要因にもなります。)

 

鉤歯(義歯を支えている歯)への影響

二次カリエス(むし歯)歯周病を引き起こします。

 

 

このようにデンチャープラークは口腔内だけではなく、

全身への悪影響をひきおこす要因となります。

 

そこで、このような影響を防ぐ為にも、

義歯をきれいに保つことが必要になってきます!

義歯を装着している皆さん、

義歯はどのように洗っていますか?

 

義歯をきれいにするには二つの方法が考えられます。

一つは機械的清掃であり、もう一つは化学的洗浄です。

 

機械的清掃では、

義歯用ブラシを使用して流水で洗い流します

この時、歯磨き剤は使用しないでください。

 

歯磨き剤には研磨剤を含んだものが多いため、

この研磨剤で入れ歯が摩耗する可能性があります。

なぜなら、摩耗するとそこにプラークが付着し、

取れにくくなってしまうからです。

 

化学的洗浄は、義歯洗浄剤を使用します。

微生物の除去、殺菌効果などがあります。

 

デンチャープラークは

義歯用ブラシだけでは完全に取り除くことができません。

 

機械的清掃と化学的洗浄の両方を行い清潔にしてください。

 

また、部分入れ歯を使用されている方は、

必ず義歯を外して、歯は歯、義歯は義歯で

お手入れしてください。

 

毎日、食後には義歯ブラシで機械的に磨き、

就寝前には洗浄剤の入った液につけて

化学的洗浄を行って下さい。

 

義歯もご自分の身体の一部分です。

常にお口に入れておく物ですから、

清潔にし健康を維持していきましょう

 

 

注意

熱いお湯で消毒しないでくださいね!入れ歯が熱で変形し合わなくなってしまいます。

 

 

参考文献

義歯の洗浄 デンチャープラーク・フリーの最前線(デンタルダイヤモンド社)

 

 

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