院内勉強会をしています 『低フォスファターゼ症』 | TAKEUCHI BLOG (北九州市戸畑区竹内歯科医院)

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こんにちは。竹内歯科医院の出口です。

今年の夏は猛暑で、気温がぐっと上がる日が多いですね。

新型コロナウイルス対策でマスクを着用していると、

暑さが倍に感じますあせる熱中症も心配ですね。

こまめな水分補給を心がけましょうニコニコ

 

さて、今回は定期的に行っている勉強会についてお伝えします。

 

毎月『ライブラリー』と題して、

各スタッフが興味のある事柄や調べてみたい疾患などを

プレゼンテーションしています。

 

8月は私の担当で、

『低フォスファターゼ症』

について発表しました。

 

私はこの疾患について、名前は聞いたことがあっても

詳しいことを知りませんでした。

また特徴の1つとして乳歯の早期脱落があり、

歯科に関する疾患でもあることからこのテーマを選びました。

 

低フォスファターゼ症は、

骨の再石灰化に必要なアルカリフォスファターゼという

酵素が少ないために起こる遺伝性の疾患です。

 

この疾患の主な症状は

「骨の石灰化障害」

「4歳未満の乳歯の早期脱落」です。

 

特に歯科に従事する私たちが知っておかなければいけないのが、

「乳歯の早期脱落」です。

 

通常、次に生えてくる永久歯の歯胚が作られていくのに伴い、

乳歯の根は吸収し短くなっていきます。

6歳ころになると乳歯の歯根がなくなり歯冠部分が抜けます。

 

しかし、低フォスファターゼ症のお子さんは1~4歳の早期に、

乳歯の根が吸収されないまま抜けてしまうのです。

これは歯と歯を支える骨が接着するのに関係するセメント質が

形成不全を起こして生じる症状です。

 

↓健全な抜けた乳歯と低フォスファターゼ症の抜けた乳歯↓

 

 

永久歯は乳歯に比べて歯根が長いため、

脱落に至るケースは少ないですが、

実際に脱落してしまった症例も報告されています。

 

いろいろ調べていくと、

歯科の受診で乳歯の早期脱落が確認され、

この疾患が見つかることもあると知りました。

 

上記のように乳歯の抜ける時期や抜け方にも特徴があり、

健康な小児の場合と違うことも知識として得ることができました。

 

また、お口の中に症状が現れる疾患について知っておくことが、

疾患の早期発見、医科と歯科の連携につながると感じました。

 

当院でも、小さいころからメインテナンスに通われているお子さんが多くいます。

むし歯、歯肉炎の予防や健康な歯並びを育てることだけでなく、

疾患の早期発見という目的もメインテナンスにはあります

 

これからもお子さんのお口と身体を健康に守るために、

今回学んだことを臨床でも活かしていきたいと思います。

  

出典:日本歯科医師会雑誌 2020 VOL.73 P35~P43

   大川玲奈、仲野和彦 著 『低フォスファターゼ症』という病気をご存じですか?

 

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