富士宮の美容室トップスタイル本店、店長/技術教育マネージャーの渡井タケトです。
あまり書かない内容ですが、美容情報で無く、人間関係についてを珍しく書きたいと思います。
先日、僕が都内某大手サロンで責任者をしていた時に、アシスタントとして働いてもらっていた子が、自由が丘でのサロンワークの最終日を迎えました。
結果から言えば僕が自由が丘を去る時に、一番可愛がっていた後輩です。
その子が自由が丘へ来た時の事を今でもハッキリ覚えています。
同じ会社の違う店舗で1年ちょっと働いた彼女は、ストレスと疲れによって手荒れが顔まで広がり、酷い事になっていました。
そこで一度地元に帰り、療養をして再び都内へと戻る時に恵比寿店と自由が丘店で迷っていたらしいです。
しかし、彼女は自由が丘を選び、僕の元で働く事になりました。
とにかく素直で負けん気が強く、しかし優しく、誰よりも『温かい心』を持つ彼女は色々な壁にぶつかり続けていました。
そんな不器用な彼女を僕は、心の底から支えたいと思い、偏り過ぎないように気を付けていた事を今でも覚えています。
※勿論、他のアシスタントも大切にしていました。
そして1年が経ち、僕は静岡へ帰る事を決めた後、最後の数ヶ月間。
彼女の才能を最大限引き出せる様に、徹底的に育てました。
しかし、若干時間が足りなくて、完成系まで持っていけませんでした。
自分の教育力がもっとあれば、、、
と凄く後悔をしました。
僕が退社するまでに出来る事。
それは彼女をスタイリストとしてデビューをさせて、私の大切なお客様を何人か引き継いで、あとは自力で成長してもらう事でした。
その当時の本社の上司、デザイナー、アシスタント達には本当に迷惑をかけましたが、彼女が退社した昨日。
それが間違っていなかったと確信しました。
僕の下で働いていた時は、扱いにくかったり、ぶつかったりしていたスタッフ達が、今では戦友のように感じます。
何事も一生懸命、本気でやっていれば必ずぶつかる。
それが嫌と思うのは普通の人。
それが『徳』だと思える人は素敵な人。
人に迷惑を掛けないように生きるのでは無く、人に沢山迷惑をかけて、感謝の気持ちで100%生きる方が気持ち良いと思います。
僕自身、夢を叶える為に生きています。
政治的に大変な時もあります。
田舎特有の風習にも苦労しています。
しかし、トップスタイルのスタッフが本気で支えてくれているので、どうにかなっています。
なので、この感謝の気持ちをスタッフに返せるように、休まず、睡眠時間も削り、体調不良でも、疲れていても全力で動き続けられていると思います。
自分の為にではここまで頑張れません。
人の為だからこそ、私は無限大に動き続けられます。
いつか幹部以外でも、こんな気持ちを持った社員が育つ事を願い、信じ続け、伝え続ける人生を歩みたいと思います。
暑苦しい内容になりましたが、これを読んで、アシスタントやジュニアの子に対して、店長クラスの人がどんな気持ちで毎日サロンワークをしているか、理解して頂けたら光栄です。