こんにちは。
富士宮の美容室トップスタイルの渡井タケトです。
2014年後期から2015年の最近まで『ボブ』が流行っています。
そもそも『ボブ』とは何か。
シンプルです。
色々な形はありますが、基本的に肩につかない程度の長さで、表面の毛にそんなにレイヤー(段)を入れない重いスタイルのことを言います。
なので『長めのボブ』という表現は、そもそも鎖骨下の長さ設定では可笑しいので、参考までに書かせて頂きます。
しかし日本では謎の日本語英語が成り立ってしまいますが、『私は美容用語をちゃんと覚えたい』と思う方は、明日から胸まで行かない位のボブにしていきたい。
と言わないように気を付けましょう。
きっと大体のお客様がイメージする長めのボブというのはローレイヤーというスタイルの事が多いです。
hair 渡井タケト
さて、本題に入りましょう。
ここでボブにする時に、重要な3つのポイントをあげましょう。
1、ロングやセミロングからボブにバッサリ切った時にセニングを入れ過ぎない事。
伸ばしていく上でゆくゆく鎖骨あたりで外ハネを起こしたり、薄くなりすぎてしまい、後に切らなくてはいけなくなります。
軽いペラペラな軽い前下がりが好きな方は要注意です。
2、ハイトーンのカラーを極力避ける
ホームケア次第ではありますが12レベル以上の明るさは日本人のメラニン色素の量をかなり削らなくてはいけないので、後にコルテックス(髪の水分やタンパク質を蓄えている部分)からのアミノ酸類の流出を促進してしまう可能性が高いです。
3、強いパーマ(チオグリコール酸系やシステアミン系の強い物)を避ける。
結果、ダメージを受けやすい部分として1年から2年間しっかりとしたケアが必要となります。
今の時代いいパーマ液は沢山ありますから、美容師にしっかり相談して下さい。
次に伸ばすと決意した時にした方がいい最重要ポイント。
重いスタイルにしていきたい時は襟足の方の毛が肩程の長さになったら、平行もしくは前上がりの設定に変えて、少しハネそうでしたら毛先にワンカールのパーマをかけましょう。
その後はカットは極力しないようにしましょう。
ただし枝毛が出て来たら最小限の長さをカットした方がいいです。
髪の毛は縦の強い結合と、横の結合で構成されている為、横の結合が切れてきたら早めの処置をお勧めします。
どんどんそこから侵食してダメージの進行を止められなくなります。
しかし今の時代、弱酸性のヘアーマニキュア(トップスタイルではnudie veil)のような人工的に髪を補強する方法もあります。
話が少し逸れてしまったので戻します。
とにかく最低限のポイントは、、、
1、サロン専売品のホームケアにする
2、4週~5週間の周期でサロンにてシステムトリートメントをする
3、長さを極力切らない
4、自然乾燥は絶対にしない
5、頭皮のケアをしっかりとする
※ 髪は木と同じです。
硬くて浅い土には太くて健康な木は育たないのと同じです。
6、折れない心
髪を伸ばしている途中ほどストレスを感じる事は無いと思います。
美容室は髪を綺麗にする所でもありますが、お客様の不安とストレスを解消する所でもあります。
私は1人のプロフェッショナルとして最大限の努力をしますので、一緒に乗り越えましょう。
とにかく大切なポイントは髪のコンディションを常に最高の状態をキープする事です。
無理矢理、半年以上放置して伸ばした髪は美しくないことが多いので、こまめにケアをして伸ばす伸ばさないは関係なく、いつでも綺麗な髪でいて頂けたら嬉しいです。