池間大橋を渡って池間島に

入ったちょうど

その時に、いきなり大雨が

降ってきた。 しかも滝のよう。

亜熱帯地域にみられるスコールだ。

 

ホテルまではあと数分。

でもせっかくだからと

チェックインする前に、

池間島を車で一周することに

した。

 

池間島は面積が2.8k㎡しかない

小さな島だ。

宮古島の中心街からは

クルマで約30分ほど。

池間島をぐるりとクルマで一周

しても15分もかからない。

 

宮古島のように外周を走るだけで

海が見えるかと期待していたが

宅地以外は枝葉が大きく繁り

ロード沿いからはほとんど

海を見ることはできなかった。

 

では、そろそろということで

ホテルチェックインを目指す。

 

ところが全然目立たなくて、一度

行き過ぎてしまった。

そもそも、ホテルの看板がない。

 

「でも、google mapでは

ここだよね」とKさんと話しながら

クルマを停める。

 

クルマのガレージらしき建物には、このような絵が。

怪しげだ(笑)

 

 

洋館にある閉ざされた黒い門扉を空けると、

ホテルのオーナーさんが出てきてくれて

「いらっしゃい」と声をかけてくれて車の

停車位置を教えてくれた。

 

そう、やはりここが今回お世話になる【ラサ・コスミカ】

というホテルであった。

 

敷地内に入ると、建物外観はなんだか中世のヨーロッパの

ようである。

 

黒い門扉をくぐったあと、ここが日本でも

宮古・池間でもあることさえ一瞬忘れて建物にみとれた。

 

オーナーさんに促されて建物内に入りレセプション

に行くと、

まず最初に鼻孔がくすぐられた。

それはかつて南アジアを訪れた時を思い出させる

お香がたかれていた。懐かしい、落ち着く。。

そして、次は耳がくすぐられた。

レセプション内はごく小さな音量で、

少しお腹の底に響いてくるようなインド系の音楽が

流れていた。

 

 

 

入館の手続きをしている間に、気分は

すっかり中世のインドにいるような気持になった。

ある種、厳かでもあり、その中でリラックスした雰囲気が

絶妙なバランスで保たれている。

 

 

 

オーナーさんに促されて少し急な階段をのぼっていく。

ぴかぴかに磨き抜かれた廊下と階段。

 

客室はすべて2階にあり全部で4部屋とのこと。

わたしとKさんはそれぞれ別に部屋をとったから

半分は私たちで埋まったということだ。

部屋の番号が各部屋の前に書いてあるけど読めない(苦笑)

何語だろう?

 

 

部屋は簡素なツインの部屋だが、やはりここにも

オーナーのこだわりが随所に感じられる。

耳をすませばレセプションで流れていた音楽が

部屋でも小さく響いている。

よく見たら、天井に小さなスピーカーが備えつけられ

ていた。

全てが統一されている。

滞在中は、この音楽を聴きながら昼寝を楽しんだ。

 

 

そして窓を見るとバルコニーの奥に紺碧の空と

エメラルドグリーンの海がみえて、ここが

日本の池間島にあることを思い出し、ふたたび

鼓動が高くなる。テンションが高くなる!

 

 

絶景やんか! 

 

屋上からの眺望はさらに素晴らしかった。

 

 

初日の夜はKさんは宮古島の中心街を楽しみに

出かけた。

わたしは、シャワーに入ってゆっくりと

ステイを楽しみたかったのでマスターに

軽食をつくって頂いて、豊かな夜をすごした。

 

 

このラサ・コスミカはKさんが数年前にfacebookで

偶然見つけて、いつか行きたいと思って登録して

いたところ。

4月に宮古島の旅行計画を2人で立てているときに

Kさんがおもむろに「こんなホテルあるけど」

とスマホでラサコスミカの写真を見せてもらって

わたしは「ビビビっ!」ときた。

なんかすごくオシャレで好みのタイプだった。

ここにしようと、即決めた。

結果は大正解だった。Kさん、オーナーさんありがとう。

また行きたいな!

 

この洋館は通常、ツアーはもとより

各種予約サイトでも予約はとっていない。

直接、当館にアクセスして予約するしかない。

しかも4部屋のみ。

部屋はもとよりレセプションにもTVがない。

B&B方式で、2階にあるトイレとシャワーは共同。

食事も基本的には朝食のみ。

しかも池間島にはレストランや定食屋さんなど

が、ほぼ無いので、しっかり夕食を

取りたければ宮古島までクルマででないと

いけない。

このようなところなので、泊まる方を少々選ぶ

だろう。

 

じつは今回は行けなかったけれど、洋館を

くだっていくと、少々急らしいがビーチにも

直接出れるそうだ。ほとんどプライベートビーチ

のような感じらしい。オーナーさんが7月は

少々波が高いといっていたのと、段差を乗り

越えるのに脚立を使ってくださいといってい

たのもあり(笑)、今回は見送ったけれど。

 

絶景と館内を楽しみながら、なにもしないこ

とを楽しむには最高のところだった。

また行きたいな。次はプライベートビーチにも

降りてみたい。

オーナーさま、お世話になりありがとう

ございました!

 

次は2日目、ついに念願の海亀と泳ぐの巻

の予定です。