いま、朝ドラが久しぶりに面白い。

 

天真爛漫に植物を愛し日本の植物学の

父と呼ばれる牧野富太郎がどんな風に

これから活躍するか楽しみ。

らんまん

 

片や、下の本の著者は私に自然や動植物の

素晴らしさ、豊かさ、そして怖さも

教えてくれた

写真家、星野道夫。

私が人間関係に疲れた時などによく

彼のこの本を読んでいたっけ。

アラスカ 風のような物語(小学館文庫)

上の本は文庫にもなっているので

どこでも持ち出せた。

 

自宅ではこの写真集が大好き。

ゆっくり見て読んでいると

自分も旅しているように感じてくる。

新版 星野道夫 悠久の時を旅する

 

 

きょうの朝ドラでは牧野が東京大学に

押しかけて、そこで研究をしたいという

想いが東大教授に受け入れられる

シーンであった。

もちろん、ドラマの筋書き的にも

これから色々と問題や試練が起きて

くることは想像できる。

 

今日のこのドラマの回で私は

この星野道夫を思い出した

のだ。

星野はアラスカに行きたかった。

そしてアラスカの自然と動植物の

すべてを学ぶため、

まずアラスカ大学に入学したかった。

いやしなければならなかった。

ただ、彼の受験スコアは足りず、

あえなく受験失敗。

でも、星野はあきらめなかった。

来年の受験までの1年は

彼には無駄だった。

なので、彼はアラスカ大学の

学部長に掛け合って、いかに

彼がアラスカの自然や動物について

本学で学びたいか、

それを熱く語りに語った

という。

その熱意が認められ、星野もまた

牧野のように入学が認められたの

だった(牧野は正式な入学では

ないようだが)

 

2人に共通するもの。

それは自分が大好きなものに

対する情熱だ。

普段は控えめでさえある彼らを

熱く突き動かすものたちの

ためなら、何をも厭わない。

 

牧野と星野。

牧野はテレビドラマで、

星野は久しぶりに彼の写真と

文章を読むことで彼らの眩しくも

さわやかな軌跡を楽しもうクローバー