2023.4月23日読了。

 

喜多川泰 著

[喜多川泰]の運転者 未来を変える過去からの使者

 

 

仕事にも家庭にも行きづまって

いるサラリーマンの目の前に

運を良い方に変えてくれるタクシーがとまる

ところから物語りは進んでいく。

 

 

没入感★★

ごめんなさい。わたしには

ストーリーが先に読めてしまって

ほとんど没入感はなかった。

また少し啓発書的な本である。

 

いま、Amazonのレビューを

みたらすごい数の高評価。

前に記したプロジェクト・ヘイル

メアリーの3倍もある!

 

この本の本筋は一生懸命

頑張っている人に

人は勇気づけられ(先のWBCも

そうでしたね)

未来を担う人たちにこそ人は

頑張れるのだということ。

 

描いていることは一つ一つが

もっともでなるほどな事が

書いてある。

 

せっかく本書では大切な部分を

カラーで教えてくれているの

で、そこを抜粋してみる。

 

「運が劇的に変わる時、

そんな場というのが人生には

ある。それを捕まえる

アンテナがすべての人に

あると思ってください。

そのアンテナの感度は上機嫌の

ときに最大になるんです。

逆に機嫌が悪いとアンテナは

働かない。だから最高の

運気がやってきているのに

すべての運が逃げていっちゃうん

です」

 

「運はいいか悪いかで表現

するものじゃないんですよ。

<使う><貯める>で表現

するものなんです。先に

貯めるがあって、ある程度

貯まったら、<使う>こと

ができる。

運は後払いです。何もしていない

のに、いいことが起ったり

しないんです。周囲から

<運がいい>と思われている人

は、貯まったから使っただけ

です」

「自分の人生にとって何が

プラスかマイナスかなんて

それが起っているときには

誰にもわかりませんよ。

どんなことが起こっても

起ったことを自分の人生に

おいて必要だった大切な

経験にしていくこと、

それが<生きる>ってことです。

長い目で見たら、報われない

努力なんてありません。

あまりにも短い期間の努力で

結果が出ることを期待しすぎて

いるだけです」

 

「そこにあなたが生まれ

ほんの百年ばかり生きて

死んでいく、そのときです。

あなたがその物語に登場した

ときよりも少しでも多くの

恩恵を残してこの物語を

去る。

つまり、あなたが生きたことで

少しプラスになる。

それこそが真のプラス思考

じゃないかと思うんです」

 

これらの言葉にピンと

きたら、

あなたはこの本を読む価値が

あるかもしれません。

 

わたしは自分が20代~

30代前半くらいに本書を

読んでいたら、きっともっと

前のめりに感動していたかも

しれない。

動き出したかもしれない。

 

またご縁があったら、

あるいはふと再読したくなったら

その時は、もっと琴線に触れて

くるかもしれない。

その時は、本書の書評の更新を

させていただきますね。

 

素敵な週末をクローバー