WBC優勝で日本中が湧いた。

 

このWBCにかける選手たちの

熱い想いがすでにキャンプ中から

伝わってきた。

ダルビッシュがキャンプに合流

すると、日本で一流といわれて

いる選手たちも羨望の眼差しで

ブルペン登板をみていた。

 

大谷がシート打撃をすると

観客だけでなく選手たちも

唖然としたり、驚いたり。

みんな野球少年に戻って

いた(笑)

 

でもいよいよ大会が始まると

みんな、眼の色を変えて

必死に試合に取り組んだ。

1点が入ればベンチ内は拍手喝采。

投手が無事に抑えてかえれば

よっしゃ、よっしゃとお出迎え。

大谷だけはそれでもさわやかな

笑顔が印象的だった。

 

だが予選を勝ち上がり試合が進むごとに

私たちファンだけでなく

選手たちも

いよいよ燃えだしているのが

手に取るようにわかった。

みんな、命がけだ。

(じっさい、我がライオンズの

源田は骨折をおしてまで

試合に出続けたのには泣けた。。)

あの、さわやかな大谷が

雄たけびをあげるところを

誰が想像しただろうか。

ツーベースを打って

日本ベンチにむかって

お前らも続けとあおりに

あおっている。

ああ、大谷ってやっぱり

じつはただのさわやかな

天才プレーヤーではなくて

燃える闘魂をもっている

男なのだなぁとわかった。

 

でも同時に大谷も皆んなも

すごく楽しそう。

本当に夢中でプレーしている。

集中している。

熱中している。

 

その結果、多くのヒーローが

今大会ではあらわれることと

なった。

 

「村上やった~、

源田、男だね~

大谷すげー、かっけー‼

侍Japan すげ~‼」

 

楽しそうにしている大人に、

なにかに夢中になって

いる大人に

死に物狂いで戦っている

大人たちに

子どもたちが

感激しないわけがない。

反応しないわけがない。

 

ビンビンビンビン、彼ら

少女らの心を鷲掴みにした。

 

栗山監督がいう

未来の野球界を背負う

子どもたちが

まちがいなく、今大会で

生まれた。

 

どんなスポーツでもいい、

いやどんな仕事でも趣味でも

いい。

夢中になって楽しそうに

している大人たちに

子どもは魅かれるものなのだ。

 

さて、あなたは何を

楽しんでいますか?

何に熱中していますか?