仕事のはじまる月曜の早朝、

電撃が走った。

 

大リーグ挑戦を終えて、

日本のプロ野球に戻ってくる

ことになった秋山翔吾がまさかの

広島入りが確定したという

ニュースだ。

 

金曜日までに古巣のライオンズ、

それからソフトバンク、

そして急遽参戦となった広島との

交渉を終えていた秋山。

おおかたの予想通り、私たちの

ライオンズに帰ってきてくれるの

なら土曜日、遅くとも

日曜日の昼間までに帰還の第一報が

届くと思っていた。

それが届かない。。

なんとなく嫌な気持ちで熱帯夜を

すごしたら、朝、こんな驚きの

話しが待っていた。

 

2018年、2019年のリーグ連覇の

大功労者の秋山翔吾。

彼が一番にいなかったら

連覇はなかった。

最多安打の記録はみんなで喜び

あった。

その不器用なまでに誠実な性格は

すべてのライオンズファンから

慕われていた。

 

大リーグに挑戦するというときは

喪失感はなかった。

思いきりアメリカでチャレンジして

きてくれ、

ライオンズはいつでも待っているから

と思っていたからだ。

 

将来は栗山巧監督の次は

純血の秋山しか適任はいないと

甘い夢をみていた。

それもただの夢になるのか?

 

今回ばかりは他のFAで流出した選手と

訳がちがう。

ライオンズの宝が広島にいって

しまうのだ。

編成部はことの深刻さを理解して

いるのか?

生真面目な秋山に本当に誠意ある

対応を秋山にしたのか?

残念ながら今現在の情報では

そうとは思えない。

 

不幸中の幸いなのが、セリーグの

広島にいったこと。

これも秋山のライオンズと

ライオンズファンに対する気遣い

だという話しもあるけれど、

交流戦や日本シリーズ以外では

秋山の姿をみないですむのは

正直ほっとしている。

 

まだまだ心の整理はできていない。

まるで大好きな想い人に去られる

気分だ。

 

でも、とりあえずいわなくちゃ

いけないんだよね。

 

秋山翔吾、いままでたくさんの

夢と希望をありがとう、と。