武田の政策その3.地方発、日本発で「世界のゲームチェンジャー」を目指す | ~共に悩み、共に生きる~ 神奈川県議会議員 武田翔のブログ

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世の中におかしいと思うことがたくさんあります。悩みながらも成長を目指す軌跡を描きます!

 

今回3期目の県議会議員選挙に挑むに当たり、わたくし武田翔は4つの重点政策を掲げています。本日は任期の最終年に副委員長を拝命した経済・環境対策委員会、その中で感じた経済産業の振興策について触れたいと思います。

 

3.地方発、日本発で「世界のゲームチェンジャー」を目指す

欧米諸国は独自のルールを作り、みずからの経済的利益を享受しています。例えば、欧州が形成したカーボンニュートラルのルールについて、日本は後塵を拝しています。わが国も自治体が主体となって国を動かし、世界のゲームチェンジャーとなることを目指して政策を進めます。

 

 

唐突に「世界のゲームチェンジャー」と言われても、ピンと来ない方も多いかと思います。

これは何も世界のルールをねじ曲げるという話ではありません。

世界の潮流が変わる節目を見逃さず、本来日本が得意としていた経済産業の分野で世界をリードする。そうした企業の取り組みに注目したり、後押しをすることが重要と考えます。

 

 

たとえば3年前、世界中が新型コロナウイルスの猛威にさらされました。

特に神奈川県は寄港したばかりのダイヤモンド・プリンセス号で感染がまん延し、一夜にしてわが国の「コロナ対応最前線」になりました。

 

新型コロナへの対応を例にあげると、特効薬の研究開発にはスーパーコンピュータ、いわゆるスパコンの存在が欠かせません。今なお世界トップレベルの性能を誇る理化学研究所富士通「富岳」川崎市中原区の本店で設計開発が行われました。

また富士通と並んでわが国のコンピュータ分野をリードするNECも、同じく川崎市中原区の玉川事業所でAIスパコンの研究開発が進められています。

 

富士通の「富岳」はCPUの設計こそ自社製ですが、TSMC(台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー)社が受託製造を行なっています。またNECのAIスパコンは公開情報によると、アメリカ・Intel製のCPUや同じくアメリカ・nVIDIA製のGPUが搭載され、いずれも純国産とは言い難い状況です。

 

これは半ば妄想のレベルかも知れませんが、横浜市港北区にはマクニカという半導体開発を得意とする専門商社が存在します。各社が連携することで、「オール神奈川」による純国産スパコンの実現も夢ではないかも知れません。

 

またコンピュータと云えばマウスやキーボードなどの入力機器が欠かせませんが、じつは日本一のキーボードも神奈川県で設計・生産されています。

東京に本社を構える、東プレという企業があります。同社が手掛けるキーボード「リアルフォース(REALFORCE)」シリーズは銀行のATMと同じ「静電容量無接点方式」という仕組みの高耐久スイッチを採用していることで知られていますが、同製品は相模原市中央区の事業所で設計・生産されています。

相模原市の「ふるさと納税」返礼品にも採用されるほどの高品質で、今やわが国を代表するキーボードメーカーです。

 

ここに挙げた数社ばかりでなく、神奈川県には数多くのゲームチェンジャー企業が存在します。

そうした企業の挑戦を国ばかりに任せるのではなく、神奈川県の基幹産業としても後押しすることが、わが国の経済産業振興にもつながるのではないか。

わたくし武田翔は、そう考えます。