(号外)『GW明けからお盆商戦に向けての営業施策を考察(P業界)』 | 武内臣介の新しい価値を創造するブログ

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『GW明けからお盆商戦に向けての営業施策を考察(P業界)

 

4月と飛び石連休となったゴールデンウィーク(GW)が終わりました。
4月は1年の中でも『市場の転出入』が一番多い時期になります。
少なからず、自店のお客様の中でも転勤や就職などによる『転出』が起こります。
転出による離反があるということは、【転入者の新規顧客開拓と自店への来店促進】をしなければ自店顧客は減少します。
ということで、他のコラムでも1月頃から4月とGWに向けた営業施策の重要性について繰り返しお伝えして来ました。
新台入替(中古入替)で自店への来店促進を図るのは当然として、機械力に劣る場合は『テーマ作り』による来店促進も同時に実施すると効果が高まるという内容のコラムも書いてきました。

さてさて、ここからはお盆に向けて機種構成や自店のコーナー作りを訴求して認知を高めながら営業施策を実施することになります。
ここからの営業施策を練るために、まずは実施することがあるので、そのポイントを書いていこうと思います。


◆4月とGWの検証を『増客プロセス設計』のフレームワークでチェックする

私がお伝えしている『増客プロセス設計』(何度もお伝えしているので知っている方も多いと思います)は、増客を目指すためには5段階それぞれの目的を目指した取組みを、次の段階へ進む価値提案と価値提供をするための営業施策にしていくものです。

簡単に説明すると

1.潜在顧客(潜在顧客アプローチ段階)
市場のお客様に対して、自店を良い印象で知って頂く段階。

2.見込顧客(顧客開発の段階)
自店を良い印象で知って頂いたお客様に対して、実際にお店に足を運んでもらう段階。

3.新規顧客獲得(顧客体験価値提供の段階)
お客様にとっての価値(コト視点の価値)で、来店したお客様にリピートしてもらう(自店を選んでもらう)段階。

4.既存顧客リピート(顧客体験価値深化の段階)
お客様との関係性には深さがあるので、コト視点の価値(お客様の体験価値)を意図的に施策として行い、関係性を深化させる段階

5.顧客維持(定期接触の段階)
繁忙期でしばらく離反したり、他店に行ったりするというのは日常で普通に起こる事です。
そのようなお客様に定期接触を行い、思い出してもらい、価値を感じてもらい再来店につなげる段階。

この4月とGWまでに実施した取組みを、5段階を総点検するのですが、『自店の取組みだけでなく、競合他店の取組み』も総点検します。
自店の取組みに関しては、「○○をもっと力を入れる必要があった」「◇◇は上手くいった」などなど、お盆に向けた改善向上に役立てていきます。
競合他店の取組みに関しては、「△△の取組みは真似しよう」「☆☆はもっと分かりやすくすると効果が上がりそう」など、客観的に学ぶことも出来るのと、脅威になるものも分かるので参考にしていけます。

いずれにしても、お盆の最大集客を目指して自店の施策を再構築していくことになります。


◆4月とGWで『価値提案したもの』を検証する

次に、4月とGWの来店促進において『価値提案したもの』があると思います。
新台入替でも、来店促進の効果が変わる『価値提案方法』があります。
例えば、≪L吉宗 導入≫という機種名だけのポスターも散見されましたが、機種名だけでは価値提案レベルが低くなります。
≪L吉宗 導入 711枚×1G連≫というポスターもありましたが、こちらの価値提案の方が来店促進レベルは高くなります。

また、私個人的には『デカへそ』の機種が設置されているのであれば、≪デカへそコーナー(ネーミングはさまざまですが)≫など、良く回るという価値提案のコーナーを話題性として来店促進のネタにすることもおすすめしました。
それぞれのお店で来店促進の営業施策は実施したと思いますが、これも「もっと価値が伝わる表現をすればよかった」などなど、体験価値視点での表現を検証すると次に活かせるものになります。


◆パチンコとスロットに分けて『コーナーの価値認知』を高めていく

ここからは、次のお盆に向けた取組みを考えることになります。
パチンコに関しては、『ラッキートリガー3.0』『ラッキートリガー3.0プラス』などが話題性として活用できます。
また、『デカへそ』(メーカーさんによって呼び名が異なりますが)の話題性も本格的に活用できます。
スロットに関しては、射幸性の高低が分からない状態のお店作りになっているので、ライトユーザーの方々が判断して選べるようなコーナー作りや価値提案の訴求が大切です。

ちなみに、『デカへそ』機種に関しては、過去の導入機種も再度稼働アップを狙えるタイミングになります。
『デカへそ』に関しては、回らないストレスの解消だけでなく、機種がよく分からなくても回ることが遊技を継続する動機になるので、ライトユーザーのお客様には是非ともレパートリーにして欲しいタイプだと思います。
そこで、過去の導入機種と類似機種が販売される場合は、≪同時に機種訴求する≫ということを繰り返していきます。(ラッキートリガー機種やスロットも同様)

8月頭の機種で大一さんの【e真一騎当千(大入りスタート)】が販売されますが、【e仮面ライダー(デカヘソ)】と類似のスペックなので、e仮面ライダーも8月の頭からお盆に向けて同時訴求をすることで、再認知と機種ファン獲得の営業施策が可能になります。
他にも『デカへそ』機種でコーナー化することで、ライトユーザー(マジョリティ層)への浸透スピードも早められるだけでなく、需要と供給のタイミング的には供給量が少ないので、来店促進と稼働促進としては良いタイミングだと思います。

新機種に関しては、情報が入り次第になりますが来週も上記を踏まえて号外コラムを書こうと思います。