【関西広域連合議会で初登壇】その2

 

 

関西広域連合は県民・市民や事業者にとっては遠い存在と感じています。少々長いですが、ご一読いただき、ご理解が深まれば幸いです🙏

 

 

(質問要旨)

1.関西広域連合の特徴を活かした関西経済界との連携

 

関西広域連合は、府県を超えた水平的な調整を行う関西の特徴的な自治体間の組織体として、第33次地方制度調査会でも取り上げられている。

 また、関西経済連合会との意見交換・連携も行っており、自治体と経済界との連携を体現する組織体としても重要な役割を果たすことができる。特に、関西経済は、東京圏のように東京都にマーケットが集中する周辺自治体にとって引き算の経済圏ではなく、それぞれがポテンシャルを持ち、足し算、掛け算によって、相乗効果を発揮し、関西地域全体がより大きな経済圏を形成しているのが特徴である。

一方で、広域防災や広域観光などの連携施策を実施しているが、府県民・市民にとって、関西広域連合に加入するメリットが感じられているのかは疑問であり、大阪以外の県民・市民や事業者にとっては遠い存在と感じる。

 確かに、行政圏域としては、独立した府県・政令市があり、現在の広域連合の形ではその機能は限定的なものにならざるを得ないことは理解しているが、関西広域連合の目的は関西の復権と創造。人口減少社会の中では、人材確保やデジタル化・先端技術・産業へのチャレンジなど、生産性を向上させ、経済全体を底上げすることが不可欠と考える。

経済圏域は行政圏域よりも広大である。そのため、関西をひとつの圏域と捉え、関西のGDP、所得を向上することが、それぞれの行政圏域の経済にとっても急務ではないか。

そのためには、これまで以上に関西広域連合と関西経済連合会、さらに大学との産官学の連携・共創する取り組みを強化していく必要があると考えるが、見解を伺いたい。

 

 

 

 

 

2.東西のゴールデンルートの結節点という拠点性を活かした周遊観光施策について

 

これまでも関西広域連合においては、「THE EXCITING KANSAI」などの取り組みにより、域内において、様々な観光ルートを提案するなど、積極的に周遊観光の実現に向けて取り組みを進めていることは承知している。

例えば、外国人旅行者にとって、日本観光のもっとも人気のあるモデルとなっているのが、ゴールデンルートと呼ばれる、東京から箱根・富士山、名古屋、京都、大阪を周遊する観光ルートであるが、現在、大阪より西の西日本・九州の魅力を一体となってプロモーションを行う「西のゴールデンルート」の取り組みが進められている。そこで、関西広域連合として、積極的にこの西のゴールデンルートの取り組みと連携することで、関西がふたつのゴールデンルートの結節点となり、その拠点性が増すのではないか。
 結果として、関西の魅力が高まることになり、これまで実施してきた「THE EXCITING KANSAI」などの取り組みも効果的に発信することにより、例えば、東京から入った外国人旅行者がゴールデンルートを通り、関西を訪れ、広域連合域内を周遊観光し、次に、西のゴールデンルートで、西日本・九州を巡るという流れが出来るのではないかと考える。この流れにより、関西が重要なハブとしての役割を果たし、日本を訪れる観光客の流動性を高めることができる。
 このように、関西広域連合における周遊観光施策について、他の取り組みと積極的に連携し、さらに、関西地域内の観光資源や魅力をより一層磨き上げることで、訪れる観光客にとってより魅力的な滞在先としての関西の価値を高めることができる。これにより、外国人旅行者だけでなく、国内の旅行者に対しても関西の多様な魅力を広くアピールし、関西地域全体の観光産業の発展にも寄与することができると考えるが、見解を伺いたい。

 

 

 

 

 

定例会は18時半に終了し、その後、交流懇親会へ。

日月連合長(滋賀県知事)、平井鳥取県知事、山下奈良県知事はじめ、関西広域連合、地元鳥取県関係者と交流を深めました。(参加費はもちろん自費です)

 

 

平井鳥取県知事のご挨拶。当日、鳥取市の気温は39.4度と日本一を記録したとのこと。確かに暑かった^^;

 

 

地元鳥取県の皆様、歓待ありがとうございました🙏

 

鳥取県議会で孤軍奮闘している維新のたまき議員

 

三日月滋賀県知事(関西広域連合長)