外郭団体に関する特別委員会(7/8)の前に、有馬温泉の泉源を管理する有馬温泉企業の視察に行ってきました。

 

 

有馬温泉の隠れた魅力を引き出し、さらに向上させるための提案質疑。

 

 

以下、質疑・答弁要旨。
 
(黒田武志)
有馬温泉企業では、4つの泉源の維持管理作業を行っている。視察中、熱湯や湯煙の様子や金泉の変化、天然炭酸水の試飲を体験し、有馬温泉の魅力を深く理解した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これを観光コンテンツとして活用し、ボランティアガイドや旅行会社と連携することで、観光客に有馬温泉の魅力を伝え、温泉全体の付加価値を高める可能性を感じた。
 
この提案を湯守の方々に話したところ、作業工程を見せることが自身のモチベーション向上にも繋がるとのことで、検討をお願いしたい。
 
(当局答弁)
見学される方の安全性の確保など課題はあるが、有馬温泉の魅力を深く知ってもらうあるいは湯守の活動をよく知ってもらうことの見学ツアーあるいは展示も、こんな活動していますよということをどこかで宣伝することも可能性としてある。今後どのような形が対応できるか検討していく。
 
(黒田武志)
炭酸水を試飲した泉源は有馬天神社の敷地内の天神泉源です。有馬天神社は北野天満宮から菅原道真公を御祭神を勧請した由緒ある神社であり、有馬温泉は日本三大古泉の一つで、多くの神話や伝説がある。温泉を守護する神社も多いので、神社巡りのツアーも併せて検討できるのではないか。

 

 

また観光ツアーだけではなくて、市内の学校の児童・生徒が自分の地元について学ぶ機会として、有馬地区や北区を中心に課外学習の活用としても検討を。

 

 

泉源の維持管理の過程で発生する物質が沈殿、固形化する大量の温泉スケールは年間9,560kgが産業廃棄物として処分されている。SDGsの観点から、成分を分析し再生資源として有効活用すべきではないか。

 

 

 

 

(当局答弁)
揚湯管に詰まるスケールを取り替えるということで、大体3日から10日の間隔で作業をしており、今お話がありましたように9.5トンほどの物が出て、かつ産業廃棄物としてお金を支払って廃棄しているという状況である。
 
 御指摘がありましたとおり、スケールを廃棄するのではなくて資源としての活用を見いだすことができれば、当然SDGsの観点あるいは有馬温泉企業の収益の観点からも非常にプラスになる。
専門的な大学の先生と共同研究をしていく。まずはスケールの成分を分析するところからやっていく。