「伊川谷駅南側用地の活用についての要望」を提出するため、自治会長ならびに歴代の長の方々と共に、神戸市交通局へ。
この度、伊川谷駅周辺住民の皆様にご協力いただいた155通の署名入りの要望書を城南交通局長、習田副局長に提出させていただきました。
要望項目: 伊川谷駅南側の市有地の活用については、
①学生マンション等の賃貸住宅に活用しないこと
②食料品や生活用品を購入できるスーパーマーケットなど商業施設の誘致
伊川谷駅前を活性化するためには、現役世代や子育て世代の人口を増やす事が求められます。集合住宅を建設するのであれば、供給過剰な学生マンション等の賃貸住宅ではなく、ファミリー向けの分譲マンションを誘致してほしいという趣旨であります。
今後は都市計画審議会→都市計画決定→事業者公募→事業者決定→着工(令和6年春)の順で進められる予定です。
会合は終始和やかな雰囲気のもと、要望事項と伊川谷駅周辺の活性化について意見交換がなされました。
3月の予算特別委員会でも質疑要望しましたが、
交通局には、地域住民の声が反映された開発を行っていただけるよう切に願います。
引き続き、西区選出の議員として尽力してまいります。
以下、要望内容
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令和4年6月7日
神戸市長 久元喜造 様
神戸市交通局局長 城南雅一 様
要望者 伊川谷駅周辺の住民一同
紹介議員 神戸市会議員 黒田武志
伊川谷駅南側用地の活用についての要望
平素は、「安全・安心の確保」、「快適なサービスの提供」という公共交通機関としての使命を果たすとともに、 公営交通事業に求められる「市民の足の確保」を通じて、「神戸のまちづくりに貢献」していただきまして、誠にありがとうございます。
私たちは、伊川谷駅周辺の住民一同です。交通局におかれましては、伊川谷駅南側の市有地を活用し、人口誘引施策として集合住宅の建設を計画されています。近年、大学の都心回帰が進み、西区など郊外では学生数が減少傾向にあります。加えて、令和4年は垂水区小束台で106戸が竣工、令和5年は西区学園東町で120戸など大規模な学生マンションが建設予定であり、伊川谷駅周辺では学生数と学生マンションの需給バランスが急速に変化しております。
民間事業者間での公正かつ自由な競争を阻む理由はありませんが、仮に行政主導で学生マンションの供給過剰を促進させるような土地の活用については、同じ事業を営む地域住民としては反対せざるを得ません。よって、伊川谷駅南側の市有地の活用については、「学生マンション等の賃貸住宅に活用しないこと」を要望します。
また伊川谷駅周辺の地権者は土地区画整理事業により、100坪~200坪程度の区画しか所有しておらず、民有地では商業施設を誘致できる大規模な土地がありません。よって、集合住宅の建設以外に、地域生活の利便性を高めるためにも、「食料品や生活用品を購入できるスーパーマーケットなど商業施設の誘致」を要望します。