3月2日 交通局 予算特別委員会 質疑要旨。

 

 

◯黒田武志

来年度の予算として西神車庫の売却とあるが、今後のスケジュールはどうなっているのか。こちらの土地は、西神中央駅から徒歩10分圏内で、美賀多台公園前の幹線沿いに位置し、非常に立地のよい場所である。具体的な土地利用の見込みは?

 

 

○大岩根交通局担当部長

 西神車庫用地は、西神中央駅から徒歩10分圏内の利便性の高い場所であり、住宅用地として活用するのであれば十分なポテンシャルがある。よって、西神地域の人口増の一助となるように、マンション等の用地として売却を予定している。

 

 今後のスケジュールは、今回予定している用地は西神車庫内の電気地下ケーブル、開閉所など、建物資材置き場、通路等に利用しているスペースである。これらを令和2年度中に、車庫内の別の場所に移設する予定で、また車庫用地のうち、売却検討用地を含む約8ヘクタールが1筆の土地になっており、これも令和2年度中に土地の確定測量を実施し、形状,売却面積を確定、分筆手続を行う。これらの売却準備を完了させた後、令和3年度中に公募入札を実施、事業者を決定したいと考えている。

 

 

○黒田武志 

 西神中央地域は分譲マンションは多いが、賃貸マンションや単身向けのマンションが非常に少ない。周辺は住宅街だけではなく、企業も多いので様々な住宅需要が考えられる。

 

 交通局の所管である神戸交通振興が管理運営する「そごう西神店」は今年8月末、撤退する事が決まっている。

 

現契約では家賃・共益費含めて年間約4億7,000万円規模の大きな案件である。地域の色んな方からお聞きすると、1階部分は食料品と贈答品のニーズが高い。地域の皆さんの生活ニーズを考慮していただきながら、地下鉄の始発・終着駅として西神中央駅の地域ブランドが向上するような、魅力ある店舗誘致をお願いしたい。

 

 

西神中央駅前は交通局、都市局、(外郭団体である)OMこうべ、神戸交通振興など様々な局が絡んでいる。

 

 

管轄の施設だけではなく、西神中央駅全体を一つの街として考え(縦割りではなく)他局とも連携を密に、民間活力を活用しながら周辺の商業機能、行政機能、オフィス機能や文化、子育て等の充実を図り、多様な世代が集う活気ある街づくりを進めていただきたい。

 

 

後述:西神中央駅を含む市営地下鉄の駅前は、街開き以降、主に神戸市や市の外郭団体が管理運営する街づくりを進めてきました。少子高齢社会が進み、地域の現状が変わりつつある中、今後は画一的な駅前空間から、より民間活力を活用した街づくりに舵を取る必要があると思います。その視点から、地元選出議員として活動していく所存です。

 

黒田武志