予算特別委員会で、初めて「教育委員会」の質疑を致しました。
冒頭、西区の市立小学校での児童指導資料の紛事案について、原因の明確化と再発防止策の徹底を言及しました。
①学校法務専門官(スクールロイヤー・弁護士)の適正配置
◯黒田武志
千葉県野田市で起きた、虐待によって小学4年生の児童が亡くなってしまった事件では、市の教育委員会がアンケートを渡すように恫喝されて渡してしまった事が、この悲惨な事件に繋がった。今後、日本中でこのような事件が二度と起こらないように、いま一度この日本中の教育委員会で検証していかなければならない。もしこの同じようなトラブルがこの神戸市で起こった場合、教育委員会としてはどのように対応するのか検証してるのか?
◯川田教育委員会事務局教育次長
本市は,学校は保護者からの強要を受けたような場合,教育委員会にその事実を報告し,情報共有を図っている。また,必要に応じて教育法務監理役の弁護士に法務相談をした上で対応をしている。
また,保護者との面談におきましては,危害を加えるような場合があるときには,教育委員会からは学校に対して警察に通報して必要な協力を依頼するように助言・指導をしている。
来年度からは,児童生徒課に学校法務専門官として弁護士を配置することを考えている。虐待の疑いがあるような事案につきましても,法的判断が必要な場合,これまでより一層迅速な相談を行うことができるものと考えている。
また,本市では,毎学期,各学校におきまして児童生徒に対して生活アンケートを実施している。その中で今回,千葉県で起こったような事案のように,児童生徒が書いたアンケートに保護者からの虐待を受けているなど,児童生徒に不利益が生じる恐れがある場合には,たとえ親権のある保護者であっても記載内容を開示することはない。
今後も児童生徒の安全が確保されることを第一に考えて,必要に応じて警察への通報や法的判断が必要な場合には,教育法務監理役または学校法務専門官の弁護士と共にに相談を行いながら適切に対応してまいりたい。
また,保護者との面談におきましては,危害を加えるような場合があるときには,教育委員会からは学校に対して警察に通報して必要な協力を依頼するように助言・指導をしている。
来年度からは,児童生徒課に学校法務専門官として弁護士を配置することを考えている。虐待の疑いがあるような事案につきましても,法的判断が必要な場合,これまでより一層迅速な相談を行うことができるものと考えている。
また,本市では,毎学期,各学校におきまして児童生徒に対して生活アンケートを実施している。その中で今回,千葉県で起こったような事案のように,児童生徒が書いたアンケートに保護者からの虐待を受けているなど,児童生徒に不利益が生じる恐れがある場合には,たとえ親権のある保護者であっても記載内容を開示することはない。
今後も児童生徒の安全が確保されることを第一に考えて,必要に応じて警察への通報や法的判断が必要な場合には,教育法務監理役または学校法務専門官の弁護士と共にに相談を行いながら適切に対応してまいりたい。
◯黒田武志
この学校法務専門官は何名をどの程度、常勤なのかも含めて配置するのか?
◯浜本教育委員会事務局総務部長
非常勤で弁護士1名を配置。週3日程度、児童生徒課に勤務していただく。
◯黒田武志
今回の野田市のケースでもいわゆるモンスターぺアレンツと言われるような自己中心的な理不尽な親がいた場合,現場は修羅場と化すケースがある。神戸市ぐらい人口が多い政令指定都市だと1名で非常勤というのは少ない。モンスターぺアレンツみたいな方に恫喝されると、教員は保身のために対抗するのはなかなか難しい。そういった意味で野田市のケースのように「訴える」と言われた場合に,弁護士が現場に同席してきちっと対応すれば,法的な根拠を持って対応できた。そして,その児童の命が救われた可能性もある。
そういった意味で、今後、児童、保護者と関係者,それと教育委員会にとっても学校法務専門(スクールロイヤー・弁護士)を常勤で配置するなど、拡充を検討していただきたい。
◯浜本教育委員会事務局総務部長
学校法務専門官は確かに近年、非常に弁護士,法的助言等が必要な場合というのは増えてる。現在は法務監理役につきましては,平成30年度年間100件程度相談を受け付けてる。体制については3日で事務局に常駐。まずはこういった体制でその状況について推移を見守っていきたい。
◯黒田武志
(教育委員会は)去年も色々問題があったが,初期対応のマズさがあった。そういった意味で例えば兵庫県の弁護士会と協力して、学校現場での経験が豊富な弁護士を置くことが必要。いじめや不登校,児童虐待などの問題に対応する教員へのアドバイス,初期対応についての研修など,そういった事も今後進めていっていただきたい。
②学校ICT環境の整備
③国際交流支援事業の負担軽減
④中学校給食の改善