物価高騰の影響を受ける市民生活を支援するため、今回、「フードサポートこうべ事業」に係る補正予算が可決。



今回、我々維新会派として、主に以下の3点を課題として指摘。三木議員が討論を行った上で、最終的に賛成しました。一方で、今後の制度設計に向けて、なお課題の残る事業であることは否めません。


① 公費の使い方
今回の補正予算は、約7億7,800万円。
対象は15万6,000世帯で、1世帯あたり約3,000円相当の食品を届ける計画です。

そのうち、食品購入費は約4億6,800万円。
残る約3億1,000万円、全体の約40%が、配送・梱包・申込受付などの経費となります。

つまり、市民に3,000円相当の食品を届けるために、総事業費では1世帯あたり約5,000円を要する計算です。

多額の公費を投入する以上、この経費が妥当なのか、さらに削減できる余地はないのか。経費を可能な限り抑え、その分、より多くの市民に支援を広げる観点から、しっかりと検証する必要があります。

② 政策手法の選択
現物配送だけでなく、電子クーポンや商品券、「はばタンPay+」など、他の手法についても、経費・スピード・利便性・支援効果を具体的に比較した上で、より効果的な方法を選択する視点が必要。今回、その比較検証を行っていない。

③ 支援の迅速性と公平性
配送開始は2027年2月頃とされており、実際に支援が届くまでには一定の時間を要します。また、応募多数の場合は抽選となります。

支援の迅速性に加え、申込資格や居住実態、重複申請の確認など、本当に支援を必要とする市民の機会が損なわれない、公平で透明な制度運用が求められます。

物価高騰対策として支援そのものには意義があります。だからこそ、限られた公費をできる限り市民への直接的な支援につなげ、今回の課題を次の制度設計にしっかり反映していくことが重要。

総務財政委員会委員長報告



その後は、会派勉強会→日銀神戸支店長による金融・経済情勢の研修会など。







賛成討論の全文は以下。

第22号議案 令和8年度神戸市一般会計補正予算に対する賛成討論(フードサポートこうべ)

日本維新の会神戸市会議員団を代表し、予算第22号議案について賛成討論を行う。

物価高騰が市民生活を圧迫する中、食料支援の必要性を認識している。春季の会場配布で課題となった長時間の行列や、会場への来場が困難な方への対応を踏まえ、今回、配送方式へ見直したことには一定の意義があり、本議案に賛成する。一方で、今後の事業執行や制度設計に反映すべき課題もあると考える。
 

第一に、「公費の使い方」についてである。

事業の原資は国の交付金を含め、いずれも市民のために有効活用すべき貴重な税金であり、今回の予算7億7,800万円のうち、食品購入費は4億6,800万円で、残る約3億1,000万円、全体の約40%が配送費や事務経費等に充てられる。福祉環境委員会では、この約40%という経費率について、客観的な基準や目標値は設定していないとの答弁があった。前回より経費率が下がったという点だけで判断するのではなく、大量調達や配送のスケールメリットを生かし、契約額や経費削減の実績を明らかにするとともに、削減できた財源をより多くの市民への支援につなげる視点が重要であると考える。
 

第二に、「政策手法の選択」についてである。

本事業は所得制限を設けず、幅広い市民を対象としており、福祉施策だけでなく、物価高騰に対応する「経済政策」としての役割も担っている。そのため、「フードサポートこうべ」という事業の名称や従来の現物配布の枠組みにとらわれず、支援方法を検討する必要があったと考える。

現物配送に限らず、電子クーポンや商品券、「はばタンPay+」等との連携について、経費、支援対象者数、実施までの期間などを具体的な数値で比較することが重要であるが、各手法の費用対効果について十分な比較検証は示されなかった。デジタルを利用できない方にも配慮しながら、支援方法を選択できる仕組みなど、利便性と効率性の両立が重要であると考える。
 

第三に、「支援の迅速性と公平性」についてである。

配送開始は2027年2月頃との説明があり、実際の支援まで数か月を要する。今後、消費税減税の動向や物価の変動などによって、調達価格が変わる可能性も考慮しながら、同じ予算でより多くの市民に支援を届けられる方法を検討すべきであると考える。また、配布予定は15万6,000世帯で、応募多数の場合は抽選となる。申込資格については、神戸市内に居住していれば住民登録がない方でも申込みが可能とされており、居住実態については、申込先の住所に食品が届くことをもって確認するとの説明があった。しかし、食品の配送による確認では、抽選前の段階で申込資格や居住実態を十分に確認できるのかという疑問が残る。また、重複申請が確認された場合には、システム上で対象外とする対応を検討しているとのことであるが、同一住所に居住する別世帯への対応も含め、支援を必要とする市民の抽選機会が損なわれることのないよう、申込資格の確認方法や重複申請の防止、公平な抽選手続など、制度の実効性と透明性をいかに確保するかが重要な課題であると考える。さらに、事業終了後には、食品の調達価格や配送費、事務経費、支援実績など、公費投入によって得られた「成果」を検証する必要がある。
 

今後も物価上昇が継続・長期化する可能性があり、さらなる支援が必要となることも想定される。行政コストを可能な限り抑えながら、市民生活や地域経済への効果を高める制度設計が求められる。

今回の事業には、「公費の効率的な活用」や「政策手法の選択」、「支援の公平性」など、改善すべき課題が残されている。

その上で、春季の実施において市民から一定の需要があったことに加え、長時間の待機や来場が困難な方への対応など、従来の課題を踏まえて配送方式へ見直したことについては、当局の改善に向けた取組として評価している。実施までには、なお期間があることから、これまで指摘した課題について可能な限り改善が図られること、さらに、食品への相談窓口の案内の同封や相談会の開催など、当局が示した取組についても、食料支援を一時的なものにとどめず、必要な方を継続的な福祉支援へとつなぐ機会となることを期待している。物価高騰が市民生活に大きな影響を及ぼす中、支援を必要とする市民に食料品を届けることには意義がある。

こうした課題への対応が今後の事業執行や制度設計に反映されることを願い、本議案に賛成する。

以上、賛成討論とする。

 

総務財政委員会が開催。

 

共産党及び香川しんじ議員の紹介による、憲法改正の発議を行わないこと等を求める平和施策に関する請願について、維新会派は反対。


平和を希求し、戦争を未然に防ぎ、市民の生命・財産を守るという理念は、私たちも当然共有しています。一方、平和を守るためには、理念だけでなく、日本を取り巻く安全保障環境を直視し、外交努力とあわせて必要な抑止力と実効性ある安全保障体制を整備することが重要であり、私たちは憲法改正を進める立場です。

 

 

そして今回、特筆すべきは、サイバーセキュリティ対策について。

 

私は5月の委員会で、AIが短時間でシステムの脆弱性を発見できる時代となり、敵対国が同様のAIを実戦投入する可能性を踏まえ、従来型の事後対応だけでは不十分だと指摘し、国との連携強化による対策を提言👉

 

 

今回は、元日本IBM社員の知見を持つ同僚ののまち議員が、最近のサイバー攻撃を巡る状況を踏まえ、その続きとなる質疑を実施。

 

企画調整局デジタル戦略部長からは、

 

・AIの進化によりサイバー攻撃が急速に高度化する中、従来の点検に加え、AI等を活用して脆弱性を継続的に把握する新たな対策を検討
・ランサムウェアによってバックアップ自体が暗号化される事態も想定し、複数世代・長期間のバックアップを確保
・攻撃者による改ざんや削除を防ぐため、書き換え・削除が困難な「イミュータブルバックアップ」の導入も検討
・攻撃を完全に防ぐだけでなく、被害発生後に確実かつ迅速に復旧できるよう、バックアップからの復旧訓練にも取り組む

 

趣旨の答弁がありました。
  

 

 行政、医療、交通、港湾、空港など、市民生活を支える重要なシステムが停止すれば、その影響は極めて大きく、サイバー攻撃の脅威は「待ったなし」。

AIを活用した防御と、攻撃を受けても確実・迅速に復旧できる備え。両面からの強化が必要です。

 




 

兵庫県立西神戸高等特別支援学校の創立10周年記念式典に出席✨




これまで学校を支えてこられた教職員、保護者、地域の皆さまに敬意を表します。
創立10周年、誠におめでとうございます㊗️



会場はアグリパーク(旧農業公園)の奥ということで、ちょっと寄り道🌿







岩岡町体育祭へ🏃‍♂️



世代を超えた交流がさらに深まり、地域の発展につながることを願っています。

朝一番の開会式では、参加者全員でラジオ体操。心身ともにスッキリ🎵



神戸空港の国際チャーター便・冬期スケジュール(2026年10月25日~2027年3月27日)が公表されました✈️


【主なポイント】

・高雄路線が2027年1月1日から新規就航

・アシアナ航空は大韓航空との統合に伴い、12月17日以降「大韓航空」として運航

・トリニティ航空(旧ティーウェイ航空)が神戸空港へ初就航






今年2月24日の本会議で、中国路線の突然の運休を踏まえ、再開を待つだけではなく、台湾・韓国路線のさらなる拡充と、東南アジアへの新規路線誘致を進め、地政学リスクを分散した国際航空ネットワークを構築すべきと提言しました👉


今回、高雄路線の新規就航や韓国路線の拡充に向けた動きが具体化したことは、神戸空港の国際ネットワーク多角化に向けた大きな一歩です✈️





今後も、神戸の空の玄関口として、2030年前後の国際定期便就航を見据え、より多様で強靱な国際航空ネットワークの構築を議会から引き続き推進していきます。





【AI時代のサイバー攻撃から、市民生活を守る】
 
国内でサイバー攻撃による被害が相次いでいます。
 
私は本年5月19日の総務財政委員会で、私は本年5月19日の総務財政委員会で、Anthropic(アンソロピック)のClaude Mythos(クロード・ミュトス) などフロンティアAIモデルが短時間でシステムの脆弱性を発見できる技術が登場していることを例に挙げ、米国ではなく、日本の敵対国が、同様のAIを近い将来に開発・実戦投入する可能性は極めて高い。従来の事後対応だけでは十分ではないと指摘👉
 

国の最先端AIを活用したサイバー防衛の仕組みを地方自治体にも展開し、神戸港・神戸空港をはじめとする重要インフラや行政サービスを24時間365日守る体制の強化を求めました。

 

 

過去には、公立の総合医療センターがランサムウェア攻撃を受け、電子カルテなどが停止し、全面復旧まで約2か月半を要した事例もあります。
 
サイバー攻撃を完全に防ぐことは困難です。だからこそ、早期検知、被害の最小化、迅速な復旧まで見据えた備えが重要です。
 
重要インフラと市民生活を守るため、国・自治体・民間が危機感を共有し、実効性あるサイバー防衛体制を迅速に強化していかなければなりません。
 
岩岡神社 秋の例大祭へ⛩️



今年もがっつり担がせていただきました💪若くてパワフルな皆さんが担ぐ最前線に、いつも中年の僕😅を加えていただき感謝です。



地域の皆さん手作りのおでんや、地元で採れた食材を使った家庭料理もご馳走になり、いつも温かく迎えていただき、本当にありがたい限りです🍢✨



その後は押部谷の住吉神社にもお伺いし、時間の許す限り各地を回らせていただきました。





五穀豊穣に感謝し、地域の安泰と繁栄を願う、日本の大切な伝統行事。こうした地域の伝統を守り、次の世代へつないでいく。各地域の皆さま、ありがとうございました🙏


月が丘ふれあい運動会へ

 

 

例年参加している仮装ショー「月が丘コレクション」✨

 

 

今年は『鬼滅の刃』の竈門炭治郎のコスプレを着させていただき、テンション上がりました🔥ちなみに全巻持ってます😉

 

 

帰り際、校庭にブルーハーツの「青空」が流れていて🎶余韻に浸り、少ししんみり😌
 

 

 

運営に携わってくださった関係者の皆さま、そして参加された皆さま、素敵なひとときをありがとうございました🏃🏻‍♂️
 

熊本県八代市から、義援金へのお礼状をいただきました。

 

 




宛名については、振込口座名義の関係上、私個人の氏名が記載されておりますが、本寄付は「日本維新の会神戸市会議員団一同」からの寄付となります。

 

ちなみに、八代市の小野泰輔市長は元熊本県副知事で、維新の衆議院議員を務められた方です。

日々、震災対応や復旧に尽力されている中で、わざわざお礼状をお送りいただくことは恐縮ですが、届きましたのでご報告いたします。

 

私たちの支援が、被災地の復興に少しでもお役に立てば幸いです。 被災された皆さまが一日も早く平穏な日常を取り戻せますよう、会派一同、心よりお祈り申し上げます。

 

日本維新の会神戸市会議員団団長 黒田武志

 

 


 

私が委員長を務める総務財政委員会の行政調査報告書が公開されました。
 

委員長所見も掲載されていますので、よろしければぜひご一読ください🙏視察後すぐに、私自身で報告書を作成しました。


https://www.city.kobe.lg.jp/documents/13546/2026soumuzaiseishisatsu.pdf


視察に行って終わりではなく、公費を伴う視察だからこそ、経費以上の成果につなげる。
視察で得た学びや気づきを、神戸の施策向上に資するため、今後の議会活動や市政にしっかりと生かしていきます。
 

【日程】
令和8年8月31日(月)~9月1日(火)
 

【調査項目】
(1)クラブチームを通じた地域との共生の取組等について
茨城県・カシマサッカースタジアム
 

(2)スマートシティ(自動運転・モビリティ等)について
つくば市・一般社団法人つくばスマートシティ協議会

 

(3)官民連携による公共空間の活用の取組等について
つくばまちなかデザイン株式会社
 

委員長所見
(1)茨城県(カシマサッカースタジアム)

 

 

今回の視察を通じ、カシマサッカースタジアム及び鹿島アントラーズの取組は、スタジアムやプロスポーツクラブを単なる試合開催の場や競技運営の主体としてではなく、地域の資産として捉え、地域経済の活性化や地域課題の解決につなげている点が非常に印象的であった。

鹿島アントラーズは、鹿嶋市をはじめとする鹿行地域をホームタウンとしながら、広域から多くのファンを集め、そのブランド力や集客力を地域の価値向上へとつなげている。特に、スタジアムを「多機能・複合型」「地域のハブ」「収益性」といった観点から捉え、試合開催日に限らず、多様な用途や地域との接点を生み出そうとする考え方は、本市にとっても参考となる。

一方、スタジアムの利活用については、単にイベント数や稼働日数を増やせばよいものではない。競技環境の維持、周辺地域への影響、施設特性、収益性などを総合的に考慮し、それぞれのスタジアムに適した活用方法を検討する必要がある。ノエビアスタジアム神戸においても、試合開催日以外の利用促進を図りながら、年間を通して市民が訪れる機会を生み出す視点が求められる。

 

 

また、スタジアムへの集客を地域経済への波及につなげる視点も欠かせない。ノエビアスタジアムは市営地下鉄海岸線沿線に位置し、周辺地域や都心との交通アクセスも有している。試合やイベントで生まれる大きな人流を、周辺商店街や飲食店、観光施設等への回遊や地下鉄利用につなげることで、施設単体にとどまらない経済効果を生み出す可能性がある。試合チケットやデジタルサービスと地域店舗を連携させた企画など、スタジアム、地域経済、公共交通を一体的に捉えた施策について研究する余地がある。

さらに、鹿島では、スタジアムを市民の日常生活や健康づくりと結びつけるとともに、行政、企業、地域事業者、ファンなどをつなぐ地域のプラットフォームとして活用している。企業との連携についても、従来のスポンサーという関係にとどまらず、地域課題や事業課題の解決に向けた協業へと広げている点が特徴的であった。

施設の運営方式についても、制度の形式そのものではなく、民間事業者の創意工夫や自主事業をどこまで引き出せる仕組みとなっているかという視点が重要である。ノエビアスタジアムについても、試合開催日以外の利活用や新たな収益事業を進める観点から、官民の役割分担や運営の柔軟性について引き続き検証する必要がある。

また、スタジアム政策の評価にあたっては、施設単体の収支やイベント開催数だけでなく、来場者数、周辺消費、公共交通利用、地域への回遊、雇用などを含め、地域全体への波及効果を可能な限り可視化することが求められる。特にノエビアスタジアムについては、海岸線の利用促進との関係も含めて効果を検証することで、今後の施策改善につなげていく必要がある。

加えて、大規模施設については、建設時の費用だけでなく、長期にわたる維持管理・修繕を含めたライフサイクルコストの視点が欠かせない。今後の公共施設整備においても、維持管理のしやすさ、更新コスト、収益機能、周辺まちづくりとの一体性を設計段階から重視する必要がある。

今回の視察で最も参考となったのは、「スタジアムをどう使うか」ではなく、「スタジアムを活用して地域をどう変えていくか」という発想である。

 

 

 

鹿島の取組をそのまま神戸に当てはめるのではなく、その考え方を参考にしながら、ノエビアスタジアムについて、試合開催日以外の日常利用、周辺地域への回遊・消費拡大、地下鉄海岸線の利用促進、民間の創意工夫を生かした運営、新技術の実証、地域経済への効果の可視化などを総合的に検討していく必要がある。

神戸にはヴィッセル神戸という高いブランド力を持つクラブがあり、スタジアムが市営地下鉄沿線に立地するという強みもある。今回の視察で得た知見を、ノエビアスタジアムを地域に開かれた拠点として活用し、ヴィッセル神戸、地域、行政、交通事業者等が連携しながら、試合日以外も含めた地域の賑わいや交流、公共交通の利用促進、都市ブランディングの向上につなげる地域共生の取組に生かしていきたい。
 

(2)一般社団法人つくばスマートシティ協議会

 

 

つくば市では、「スーパーサイエンスシティ構想」のもと、行政、大学・研究機関、民間企業が連携し、モビリティ、医療・健康、行政、教育など幅広い分野で先端技術の社会実装に取り組んでいる。単なる技術実証にとどまらず、筑波大学等との産官学連携を基盤として、地域課題の解決につなげようとしている点が特徴的であった。

特に、自動運転バスやパーソナルモビリティ、AIを活用したオンデマンド交通など、人口減少や高齢化を見据えた移動手段の確保に積極的に取り組んでいる点は参考となった。自動運転技術の高度化は、今後、運転手不足への対応や公共交通の効率化にも大きな可能性を有する一方、導入・運営コストや高齢者のデジタル利用など、社会実装に向けて解決すべき課題も確認できた。

 

 

また、学校と研究機関との連携も注目すべき取組である。研究者の思考過程に触れるSTEAM教育など、科学技術に関する知識を学ぶだけでなく、こどもたちが実社会の課題や研究に触れる機会を創出することは、次代を担う人材育成の観点からも意義がある。神戸市においても、神戸医療産業都市をはじめ、多くの大学・研究機関が集積している強みを、学校教育とさらに結びつけていく視点が必要である。

一方、先端技術については、数多くの実証を行うこと自体が目的となってはならない。「実証から実装へ」進めるためには、利用者に必要とされるサービスであることに加え、継続的な財源と運営主体の確保が不可欠である。視察を通じても、社会実装にはサービス、財源、運営主体のいずれも欠かすことができず、国の補助金等に過度に依存しない持続可能な事業モデルを構築することの重要性を改めて認識した。

神戸市においても、自動運転やAI、医療・健康分野など様々な実証事業を進めているが、実証すること自体を目的とせず、効果とコストを検証し、社会実装するものと見直すものを明確に判断していくことが重要である。

今回の視察で得た知見を、先端技術を市民生活の利便性向上や人手不足への対応、次世代の人材育成へと確実につなげる、持続可能な神戸のスマートシティ政策の議論に生かしていきたい。

 

 

 

(3)つくばまちなかデザイン株式会社

 

 

つくばまちなかデザイン株式会社は、つくば市と民間企業が出資して設立され、開発・調整・運営の機能を持つまちづくり会社として、つくば駅周辺のエリアマネジメントを担っている。公共空間の活用やイベント支援、地域企業との連携などを一体的に進めている点が特徴的であった。

特に、行政や施設管理者、周辺企業、イベント主催者等の間に入り、各主体をつなぐ調整役を担うことで、公共空間を活用しやすい環境を整え、年間約30件のイベント支援につなげている点は参考となった。周辺約50社で構成する協議会の事務局も担うなど、単発のイベント開催にとどまらず、地域全体で継続的に賑わいを生み出す仕組みが構築されている。

 

 

一方、公共空間の活用をさらに広げていくためには、公益性を確保しながら、民間事業者が参画しやすい仕組みを整え、事業の持続性や収益性との両立を図るとともに、周辺住民への十分な配慮も必要である。

神戸市においても、都心部だけでなく郊外の拠点駅周辺の再整備を進めており、整備した空間をその後どのように活用し、継続的な地域の活性化につなげていくかが重要な課題である。

駅前広場や公園等を単に行政が管理する空間としてではなく、民間や地域の主体が継続的に活動し、人が集まり、新たな価値を生み出す場として活用していく視点が必要である。

今回の視察で得た知見を、今後の駅前再整備や官民連携によるエリアマネジメントの議論に生かしていきたい。
 

 

【排外主義でも場当たり的な受入れでもない、秩序ある外国人政策】
 
令和7年度決算特別委員会【地域協働局】局別審査
 

 

外国人住民が日本で暮らす以上、日本の文化や慣習、生活上のルールやマナーを理解し、遵守してもらうことが共生の大前提である。

 

行政が公費を投入する地域日本語教育も、単に外国人が日本語を学ぶ機会を提供すること自体を目的とするのではなく、地域社会の秩序や住民の安心に資するなど、地域住民にとっても有益なものでなければならない。

 

兵庫県警のデータでは、来日外国人犯罪の検挙人員は、令和6年の369人から令和7年には427人へと約16%増加している。

国籍別ではベトナム人179人、中国人74人と、この2か国で全体の約60%を占めている。

 

単に「多文化共生」を掲げるだけではなく、治安に対する不安についても、行政としてしっかり受け止める必要がある。

 

各区や地域から寄せられる生活上のトラブルや相談内容、地域住民の声などを継続的に把握・分析し、課題が顕在化している地域には重点的に施策を講じるとともに、兵庫県警や区役所、関係機関との情報共有・連携を一層強化し、地域住民全体の安心・安全と生活秩序を守る、実効性のある外国人施策の推進を!

 

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👉個人的な思い

 

率直に言って、僕は「多文化共生」という耳当たりの良い言葉を、安易に使う気にはなれません。一部の外国人による犯罪やトラブルが報じられるたびに、これまで以上に治安への懸念を強く感じています。

 

女性や子どもをはじめ、誰もが夜道を安心して歩ける。そうした日本の安全な暮らしを、次の世代へ確実に引き継いでいかなければなりません。

 

僕自身、これまで貿易業に携わり、仕事を通じて世界各国の人々と関わってきました。今も付き合いのある友人や仕事上のパートナーもいますし、それぞれの国に異なる考え方や文化、慣習があることは、十分に理解しているつもりです。

 

だからこそ、互いの文化を尊重することと、日本で暮らす以上、日本の法令や社会のルールを守ってもらうことは、明確に分けて考える必要があると思っています。

 

また、移民・統合政策をめぐって欧州各国で生じている様々な問題からも、日本が学ぶべきことは多いと考えています。

 

そのためにも、地方自治体だけで対応するのではなく、国政とも緊密に連携し、入国審査や受入れ規模の適正な管理、在留管理の徹底、不法滞在・不法就労への厳格な対応を強く働きかけていきます。

 

「入口・滞在・出口」まで一貫した管理体制を整え、日本の法令や地域社会のルールを守ることを大前提とした、秩序ある共生社会を築いていきたい。