ブラジル サンパウロで、英米のロックやブラック・ミュージックの影響を受け、
さらにエルメート・パスコアールにも繋がるようなアヴァンギャルドなスタイルを
持ち味としたSSW、イタマール・アスンサォンは今回初めての紹介になります。
自身のバンドであるバンダ・イスカ・ヂ・ポリーシア (Banda Isca De Polícia) を率いて1980年にデヴュー・アルバムを発表して以来、混血的で斬新なスタイルが注目され、
とくにオルタナティヴなシーンで人気を得た人物です。
今回紹介するのはそんなイタマールの４作め。1988年の発表。
タイトルの " Intercontinental! Quem Diria! Era Só o Que Faltava! " は
「インターコンチネンタル 誰が想像しただろう！まさに必要なことだった！」
という意味。
Intercontinental は形容詞で、大陸間的な、大陸間を結ぶ、大陸間を飛ぶ
という意味です。
デヴュー盤以来、本盤でもバンダ・イスカ… がアレンジや
演奏の主要なパートを担当していますが、
ホーンやパーカッション系に多くのミュージシャンが参加。
イタマールの豊かなアイデアとシャープな感性が効いていて、
とにもかくにも刺激的なサウンドが楽しめます。
イタマール・アスンサォン (Itamar Assumpção, 1949年 - 2003年)
ブラジルのSSW / 演奏家 / アレンジャー / プロデューサー。
1979年から1985年にかけてサンパウロを席巻したオルタナティブ・シーンの
大物アーティストであり、その貢献者の一人。
1949年 同国 サンパウロ内陸部のティエテで生まれた。
奴隷にされたアンゴラ人のひ孫で、家の裏庭でカンドンブレのテレイロの太鼓を聴いて育った。
パラナ州アラポンガスで育ち、12歳のときに引っ越した。
2年生まで会計学を学んだが、ロンドリーナで演劇やショーをするために学業を放棄。
独学でギターを学び、ジミ・ヘンドリックスやベースとドラムのアレンジを聴いて、ベースに惚れ込む。
1973年にサンパウロに移り住み、音楽に専念する。
35年来のパートナーであるエリゼーナ・ブリゴ・デ・アスンサォンと結婚し、
セレーナとアネリス・アスンサォンという2人の娘をもうけたが、ともにSSWになった。
アドニラン・バルボーザ、カルトーラ、ジミ・ヘンドリックス、
マイルス・デイヴィスといった様々なジャンルのミュージシャンや、
パウロ・レミンスキー、アリス・ルイスといった詩人の作品に影響を受けた。
1980年 イタマール・アスンサォンとかれのバンド、
Sutil
オープニング曲。
演奏が始まった途端に「お、かっこいい」と。（笑）
Adeus Pantanal
同じグループを組んだこともある ★ アルジーラ・エスピンドーラと
テテ・エスピンドーラの、ふたりのゲスト・シンガーを迎えての曲。
Oferenda
Homem-mulher
比較的シンプルな編成で、じっくりと。
男声ボーカルはイタマールですが、女声のほうは
クレジットにないので不明。
♪ タイトルをクリックすれば曲を聴くことができます。
♪ () 表示のない曲は イタマール・アスンサォン の作詞/作曲。
3. Pesquisa de Mercado I 1:24
5. Sexto Sentido (Itamar Assumpção, Ricardo Guará) 2:31
6. Pesquisa de Mercado II 0:34
8. Maremoto feat. Grupo Maravilha Samba 2:59
9. Não Há Saídas 1:01
(Itamar Assumpção, Regis Bonvicino)
11. Zé Pelintra (Itamar Assumpção, Waly Salomão) 2:27 ★
12. Perdidos nas Estrelas 2:34
(Itamar Assumpção, Arrigo Barnabé)
13. Parece Que Foi Ontem 1:08
14. Homem-mulher 3:14
15. Ausência 1:00
(Itamar Assumpção, Ademir Assunção)
(Itamar Assumpção, Paulo Leminski)
17. Pesquisa de Mercado III 1:49
18. Espírito Que Canta 1:51
(Itamar Assumpção, Paulo Tovar)
☆ YouTube (全曲) 【Spotify に表示された収録時間】 39分52秒
Vocals, Voice – Cibele Cássia ★ (15),
Denise Assunção (Banda Isca De Polícia) ★ (1, 2, 4, 5, 7 to 11, 13),
Gigante Brazil (Banda Isca De Polícia) ★ (2, 4, 7, 9 to 11, 13),
Itamar Assumpção (1, 2, 5, 9, 11, 14,),
Neuza Pinheiro (Banda Isca De Polícia) ★ (1, 2, 4, 5, 7 to 13, 16, 18)
Guitar – Itamar Assumpção (1, 2, 4, 7, 10 to 13, 16, 17), Luiz Chagas ★ (10, 13),
Luiz Waack (Banda Isca De Polícia) ★ (1 to 7, 9 to 14, 16 to 18)
Cavaquinho – Vavá Melodia (8)
Band – Bandaísca ★
Bass – Paulo Lepetit (Banda Isca De Polícia) ★ (1 to 5, 7, 9 to 13, 16 to 18)
Violin – Celmo Reis ★ (10)
Keyboards – Itamar Assumpção (1 to 4, A6, 7, 10, 11, 13 to 18),
Paulo Lepetit (17)
Drum [Tumbadora] – Josué Ribeiro Guimarães (8)
Drums – Gigante Brazil (1 to 5, 7, 9 to 13, 16 to 18)
Pandeiro – José Carlos Teodoro (8)
Percussion – Itamar Assumpção (1 to 5, 7, 9 to 13, 16 to 18)
Reco-reco – Ananias Ribeiro Guimarães (8)
Surdo – José Geraldo Francisco (8)
Tamborim, Vocals – Francisco Dionísio Filho (8)
Trombone – Bocato (Banda Isca De Polícia) ★ (3 to 7, 11, 16, 17)
Trumpet – Claudio Faria ★ (8, 11, 12),
Dorival Alves Galante Jr. ★ (3 to 7, 11, 12, 16, 17)
Saxophone – Lino Simão Júnior (3 to 8, 11, 17),
Octavio Bangla (3 to 8, 12, 16, 17)
Arranged By – Bocato (5, 7, 11 to 13),
Itamar Assumpção, Lino Simão (3, 8, 14, 17),
Paulo Lepetit (3, 5, 7, 8, 11 to 13, 16, 17)
Produced By - Itamar Assumpção
♪ "Intercontinental! Quem Diria! Era Só o Que Faltava!" の詳細は →
