1975年の3rd アルバム。(フランス移住後の盤)
1978年の5th アルバム。
1979年の通算7th アルバム。
(9月2・3・7日 デンマーク コペンハーゲンでのスタジオ録音)
今回は少し前後しますが、下の7th アルバムと同じ1979年に発表された
6作めになるライブ盤を。
録音は78年の11月なので7th アルバムより約1年前ということになりますが、
同じデンマーク コペンハーゲンでの収録。
7th はジャズ・ベーシスト、ニールス・ペデルセンとの、スタジオでのデュオ演奏。
6th の本盤はベースとドラムスがついたトリオ演奏で、
先述のとおりライブ演奏です。
ベースの Marc Berteaux (マルク・ベルトー?) と
ドラムスの André Ceccarelli (アンドレ・チェッカレリ) はともにフランスのジャズマン。アンドレのほうは現在のヨーロッパでは
巨匠クラスのドラマーということだそうです。
盤のタイトルはそのままズバリの " Live "。
収録曲は6曲中4曲がタニアの作品で、あとの2曲は
イヴァン・リンスやジョニー・アルフといった、タニアと同国の
ブラジリアンSSWが書いた作品ですね。
ニールス・ペデルセンとのデュオ演奏は対話的な感じがするスタイルでしたが、
やはりトリオになってドラムスが入ると、
空間的な広がりのあるリズミカルな演奏になりますね。
タニアの歌詞を歌っているとも、スキャットともとれる、
演奏と一体化したボーカルはもちろん健在。この人独特の世界に連れて行かれます。
タニアのアルバムはこれまで1枚も失望させられたものがなく、
本盤も楽しませてくれました。
1948年5月9日 ブラジル マラニョン州 ★ サン・ルイス ★ で生まれる。
2才の時に リオ・デ・ジャネイロ州 ★ の ヴォルタ・レドンダ市 ★ に移る。
5才でピアノを弾き始め、7才から13才まで
正式にクラシック・ピアノを学んだ。
22歳の時に本格的なプロ活動を開始し、その後単身で渡仏。
1966年 初ソロ・アルバム "Apresentamos Tânia Maria" ★ を発表。
Cartomante
オープニングのテンポの速いインストルメンタル演奏が
終わったあとの、2曲め。タニアのボーカル。
曲はイヴァン・リンス / ヴィトール・マルティンス の作。
Pingas da Vida
ここから2曲はタニアが書いた曲。
ジャジーな演奏と独自のリラックスしたノリ。
Seu Dia Vai Chegar
ピアノとユニゾンするスキャットもあり、
リズミカルな演奏と渾然一体となったボーカルが楽しめます。
♪ タイトルをクリックすれば曲を聴くことができます。