今日はアルゼンチンのネオ・フォルクローレを代表する音楽家、
カルロス・アギーレ (Carlos Aguirre) が主宰するレコード・レーベル、
シャグラダ・メドラ (Shagrada Medra) ★ からの1作を。
ラ・コンティエンダというグループ。
コロンビア出身、アルゼンチンで活動する女性シンガー カロル・バジェールと、
ギター、鍵盤系、ベース、打楽器系を担当するアルゼンチン男性4人による
キンテート(クインテット)。
フォルクローレと、ジャズをはじめとする現代的なサウンドを融合させた音楽性で、カロルと、ギターを担当するセバスティアン・ロペスが書いたオリジナル曲を
演奏しています。
2013年に結成し、2016年に初EPを発表したのですがそれが評価され、
サンタフェ革新文化省の支援を受けたのが力添えとなって、
パンデミックによるブランクを乗り越え、アルバム発表にまでこぎつけたようです。
メンバーにピアニストのセバスチャン・マッキがいることから、
初アルバムとはいえ、レベルが高そうなバンドだなと思っていました。
また、カルロス・アギーレと懇意なかれがいたから
名門シャグラ・メドラからアルバムが出せたのかなとも。
ちなみにこのレーベルからの盤は、
フランセスカ・アンカローラの "Templanza" なども記事にしたことがあります。 ★
アルバムのタイトルは "El orden del espiral" 。
収録曲から採ったもので「螺旋の秩序」くらいの意味、2022年の発表です。
ラ・コンティエンダ (La Contienda)
メンバーは
カロル・バジェール(Karol Bayer, コロンビア出身) … Vocal
セバスティアン・ロペス(Sebastián López) … Guitar
セバスティアン・マッキ(Sebastián Macchi) … Piano
クリスティアン・ボルトリ(Cristian Bórtoli) … ContraBass
ゴンサロ・ディアス(Gonzalo Díaz) … Drums, Percussion
2013年 アルゼンチンで活動を開始する。
2022年 初ソロ・アルバム " El orden del espiral " (本盤) を発表。
Canto nocturno
フォルクローレ色を保ちつつ、ソフトに洗練。
どの曲も、アコースティックとエレクトリック楽器をそれとなく、
たくみに使い分けた演奏です。
Signos
美しいギターから始まり、やがてピアノとベースが絡み、
少しジャズっぽい雰囲気に。
Cinco momentos
てくてくと歩くような感じ。
ネオ・フォルクローレらしい風情を湛えた曲です。
Versos de boga
リズミカルに始まり、少し盛り上がりをみせるバンド演奏です。
♪ タイトルをクリックすれば曲を聴くことができます。
♪ 全曲 カロル・バジェールとセバスティアン・ロペスの共作。
1. El orden del espiral 4:27
2. Canto nocturno 5:00 ★
3. Signos 4:17
4. Al lado de la dificultad 4:36
5. Cinco momentos 5:12
6. Versos de boga 6:26
☆ YouTube (全曲) 30分15秒 【Spotify での表示】
La Hora Azul, ciclo de escuchas Shagradas: "El orden del espiral" / La Contienda. ★
La Contienda :
Karol Bayer – vocal
Sebastián López – acoustic guitar, electric guitar
Sebastián Macchi – piano, rhodes, vocal
Cristian Bórtoli – contrabass
Gonzalo Díaz – drums, percussion
Guests :
Alfonso Bekes – guitar (1, 4)
Nahuel Ramayo – vocal (2, 6)
Mauro Leyes – guitar (3)
Gaspar Macor – guitar (5)
♪ "El orden del espiral" の詳細は → Rate Your Music Bandcamp