ルシア・フメーロ /
Universo Normal
 
 
 
 
スペイン バルセロナ出身のSSW / ピアニスト、ルシア・フメーロ
父親がアルゼンチン生まれで1973年にガトー・バルビエリと共にヨーロッパへ渡り、80年にバルセロナに定住してから、テテ・モントリュートリオのベーシストとして
活躍してきたジャズマン。
 
ルシアはそんな父親の娘なので、幼いころから音楽的環境には
恵まれていたんでしょうね。
かの女もロッテルダムやバルセロナでピアノの訓練を受けた後、
ヨーロッパのジャズクラブで数多くのライブを行ってきたそうです。
 
またジャズだけにこだわらず、多くのジャンルを採り入れた音楽性で、
心地のよいボーカルも聴かせてくれます。
今回はそんなルシアのデヴュー・アルバムを。
 
タイトルは "Universo Normal" で、2020年の発表。
「普通の宇宙」(!)という意味になります。
 
演奏は基本的に自身のピアノにベース、ドラムス or パーカッションのトリオ編成
ですが、ベースを曲によってレオナ(ギターのカタチをした4弦で低音の弦楽器 
持ち替えているところはお国柄なのか、このトリオのオリジナリティなのか … 。
 
また、ゲスト・ミュージシャンとして、以前に紹介したことがある
リタ・パイエス  もトロンボーンで参加しています。
そう言われればどちらもスペインのジャズ系演奏家にして、
ジャンルにとらわれないSSW。
両者とも年齢は近そうだし、親がミュージシャンで親子連名のアルバムも
発表しています。
おたがい共通点の多い、刺激しあえる仲間なのでしょう。
 
 
 
 
ルシア・フメーロ (Lucia Fumero)
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スペイン バルセロナ 出身の女性ピアニスト / シンガー。
ジャズベース奏者ホラシオ・フメーロ (Horacio Fumero)  の娘。
バルセロナとロッテルダムでピアニストとしての訓練を受ける。
ヨーロッパ各国のジャズクラブで
多くのライブパフォーマンスをこなしてきた。
2020年 自身のトリオを率いて初ソロ・アルバム " Universo Normal " (本盤) を発表。

 

 
 
 

Quisiera Ser Un Robot
ルシアのボーカルとピアノ、ドラムス、それからベースではなく、
レオナ弾いていますね。
4分10秒あるアルバムの録音はこちら →  
 
 
 
 
 

Sibulet
リズミカルな演奏と涼し気な多重ボーカル。
柔らかくて流麗なピアノ。
 
 
 
 
 

Nana Para Rita
 
 
 
 
 

La Noche Y El Día
リタ・パイエスがトロンボーンを吹いています。
トロンボーンがつかないアルバムのスタジオ録音はこちら →  
 
 
 
 
 

Pichón
アルバムのラスト。
ワルツを歌うルシアと、リタのトロンボーン。
 
 
 
 
 
 
タイトルをクリックすれば曲を聴くことができます。
曲 ルシア・フメーロ の作詞/作曲。
 

 1. Intro  1:30
 2. Quisiera Ser Un Robot  4:10  
 3. Sibulet  5:28
 5. Nana Para Rita  3:02
 6. La Noche Y El Día  3:21  
 7. Carancho  2:25  
 8. Extraterrestre  4:42  
10. Tofu Y Mora  4:14
11. Pichón feat. Rita Payés trombone  2:48

YouTube  (全曲)  39分44秒

 
 
 
ルシア・フメーロ (Lucia Fumero) - piano & vocals
マルティン・レイトン (Martín Leiton) - double bass & leona  
ホアン・ロドリゲス・ベルビーン (Juan Rodríguez Berbín) - drums & percussion
Producer - Lucia Fumero, Juan Rodríguez Berbín 

 
 
 
"Universo Normal" の詳細は → Rate Your Music