オマール・ソーサ & セク・ケイタ /
Transparent Water
キューバのピアニスト&作曲家であるオマール・ソーサは、以前にも同国女性ヴァイオリニスト&ボーカリスト、ジリアン・カニサレスと組んだアルバムを紹介しました。
今日はそのオマールが西アフリカ セネガル出身の男性コラ ★ 奏者&パーカッショニスト、セク・ケイタと組んだアルバムを紹介します。
タイトルは "Transparent Water" で、2017年の発表。先のリブログ記事にオマール・ソーサについて少しだけ触れていますので、興味のある方はどうぞ。
セク・ケイタは私もこのアルバムで初めて知りましたが、2007年にアルバム・デヴューし、これが7作目になる演奏家で、YouTube動画を見るとボーカルもいけそうですね。
もともとアフロ・キューバンな音楽性のオマールと、セネガル出身のセクが組むのでアフロ色の濃い演奏になりますが、ここで聴けるのはにぎやかなパーカッションではなく、アンサンブルの美しさが冴える繊細&静謐な音楽です。
楽器にしても日本人による琴や琵琶の演奏や、中国人による笙 ★(東アジアで見られる楽器)の演奏が入っていたりと、オリジナルで創造的なビジョンをもつアフロ・キューバン・ミュージックと言っていいと思います。
インスト中心のアルバムなのでガッカリな人もいるかも分かりませんが(この記事ではボーカル入りの曲を2つ入れています)、心地のよさや音楽的な味わいは素晴らしいものだと言えますね。
オマール・ソーサ & セク・ケイタ (Omar Sosa & Seckou Keita)
☆ オマール・ソーサ (Omar Sosa, 右) Wiki discogs
生年月日 1965年 4月10日
キューバ出身の作曲家、バンドリーダー、ピアニスト。
☆ セク・ケイタ(Seckou Keita)Official Site
1978年生まれ。セネガル Ziguinchor 出身のコラ奏者でありパーカッショニスト。
ディスコグラフィはこちら → ★
Dary
各楽器のどれかが主張するわけではなく、
全体が多彩な音色のタペストリーとなっている感じですね。
In The Forest
ひたすら落ち着ける演奏です。
オマールのピアノとセクの弾くコラが絡みあう美しさ。
Black Dream
琴などの異文化楽器も参加した独特のサウンドが
楽しめます。
Fatiliku
スタジオ録音はこちら → ★
♪ 6. 10. 以外はオマール・ソーサ&セク・ケイタの共作。
2. In The Forest 5:13
3. Black Dream 5:23
4. Mining-Nah 4:54
6. Another Prayer (Oni Yalorde) 5:13
8. Oni Yalorde 3:53
9. Peace Keeping 4:48
10. Moro Yeye (Omar Sosa) 4:36
11. Recaredo 1993 4:19
12. Zululand 3:01
13. Thiossane 4:09
Omar Sosa : Grand piano, Fender Rhodes, Sampler, MicroKorg, Vocal
Seckou Keita : Kora, Talking drum, Djembe, Sabar, Vocal
Wu Tong : Sheng (笙) (track3, 6,11), Bawu (8)
Mieko Miyazaki : Koto (6, 11, 13)
Gustavo Ovalles : Bata drums (10), Culo’e puya, Maracas (1),
Guataca (4), Calabaza (9), Clave (12)
E’Joung-Ju : Geojungo (9)
Mosin Khan Kawa : Nagadi (5)
Dominique Huchet : Bird EFX (9)
Omar Sosa, Seckou Keita Transparent Water
https://www.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_kFb5Cnt1Sk6p7oHJe5g_sWX0JpKQVGkrA
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