セルソ・フォンセカ /
Natural
 
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セルソ・フォンセカは以前にもホナルド・バストスと組んたアルバム
"Juventude/Slow Motion Bossa Nova" をここ  で紹介したことがあります。
 
今日紹介するこのアルバム "Natural" は翌2003年に発表されたもので、今回はフォンセカの単独名義での作品ということで、ホナルドがいない分、シンプルなスタイルの演奏が多く、フォンセカのシンガーとしての魅力をより前面に打ち出したように思えます。
 
ボーカルはカエターノ・ヴェローゾにも通じる甘さや色気がありますね。
もしカエターノが出身地がバイーアではなくリオで、またロック的な要素もあまり取り込まずに、デヴュー・アルバムのようなボサノヴァ路線を突き進んで行って、ボサノヴァとしての進化形を求めて行けば、このアルバムで聴けるフォンセカにに近い音楽になるんじゃないかとも思えてきます。
 
 
 
セルソ・フォンセカ (Celso Fonseca)
1956年ブラジル リオ・デ・ジャネイロ生まれ。
作曲家、プロデューサー、ギタリスト、シンガー。
1986年 ソロ・デヴュー・アルバム "Minha Cara" を発表。 
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Bom Sinal  (Celso Fonseca)
ドリーミーなギターとピアノ、パーカッションに甘くて滋味のあるフォンセカ
のボーカルが重なります。ゾクッとするほど色気を感じます。(笑)
オープニングから夢心地な世界に連れ込まれますね。
 
 
Sem Resposta  (Celso Fonseca)
ギターだけのシンプルな弾き語りですが、つい惹きつけられてしまいます。
 
 
The Night We Called It A Day  (M.Dennis, T.Adair)
歌い出しがグッとくる色気あるボーカル。
これもピアノとギターだけのシンプルなスタイルですが、
シンプルさゆえにハートを惹きつけるような何かがありますよね。
 
 
Ela é Carioca (She's A Carioca)
ヴィニシウス&ジョビンの曲をカヴァーしています。ライヴでどうぞ。
 
 
Slow Motion Bossa Nova (Celso Fonseca, Ronaldo Bastos)
以前にここで紹介したことがあるアルバム
 "Juventude/Slow Motion Bossa Nova" の収録曲を再演しています。
前バージョンではストリングスの入る演奏でしたが、ここでは
シンプル&スローな、じっくり歌うスタイルです。
 
 
 1. Bom Sinal  (Celso Fonseca) 5:10
 2. Sem Resposta  (Celso Fonseca) 2:38
 3. A Origem da Felicidade  (Celso Fonseca)  4:36
 4. The Night We Called It A Day  (M.Dennis, T.Adair) 3:02
 5. Meu Samba Torto  (Celso Fonseca) 4:31
 6. Febre  (Celso Fonseca)  4:28
 7. Consolação  (Baden Powell, Vinicius De Moraes) 4:03
    (Antonio Carlos Jobim, Vinicius De Moraes)
 9. Teu Sorriso  (Celso Fonseca)  5:27
10. Slow Motion Bossa Nova (Celso Fonseca, Ronaldo Bastos) 5:09
11. Minha Dalva de Oliveira (Celso Fonseca, Suely Mesquita) 5:28
12. Butéco  (Celso Fonseca)
 
 
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