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昨日は”センティミエントの女王”と呼ばれ、フィーリンの全盛期に活躍したエレーナ・ブルケを記事にしましたが、今回は同じフィーリンの全盛期に活躍したエレーナのライヴァル、オマーラ・ポルトゥオンドを紹介します。
彼女は1930年ハバナ(キューバ)生まれ、今年で86歳を迎えるキューバの長老歌手です。15歳でデビューした後“フィーリンの恋人”のニックネームとともに、長年に渡り歌手生活を送ってきたのですが、その名が我われに知られるようになったのは、あの『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』に参加した時でした。
今回は彼女の出発点となったデヴュー・アルバム『マヒア・ネグラ』から4曲ほど聴いてください。このアルバムの録音は、フィーリン・ムーヴメントも成熟した1958年のもので、収録された音楽はスタイルこそ多彩ですが、アルバムの最初から最後まで一貫しているのは、洗練されたモダンな雰囲気とキューバならではの色合いの絶妙なブレンド加減。まさにフィーリンを代表する名盤です。
オマーラ・ポルトゥオンド
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190608/03/takeshi2393/1c/16/j/o0500050114449161610.jpg?caw=800)
キューバの夜 (Noche Cubana)
瑞々しい歌唱ですね。“フィーリンの恋人”というニックネームを
つけた気持ちがわかります。
もう愛してないのね (Ya No Me Quieres)
何を言っているのかわからなくても、感情が伝わってきそうな歌唱です。
ロマンティックな曲ばかりではなく、このアルバムには多彩なスタイルが
詰め込まれています。このアルバムの冒頭曲です。
気にしないで (No Hagas Caso)
しっとりとした歌唱が気持ちいいです。