ハンス・ロスリング著「ファクトフルネス」を読みました、データをもとに「思い込み」と対比させながら進むストーリーは大変勉強になりました。

本書は存在を知っていましたが手に取ることはありませんでした、数か月前地元経営者講演会にて本書が紹介引用されており興味を持ち初めて読みました。

サブタイルとは「データを基に世界を正しく見る習慣」、世界だけでなく足元の様々な問題もデータを理解いるつもりと先入観が混在していることに気づかされました。

 

本書では10の本能(思い込み)が紹介されています。

 

1.分断本能「世界は分断されている」という思い込み

2.ネガティブ本能「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み

3.直線本能「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込み

4.恐怖本能「危険でないことを恐ろしいと考えてしまう」という思い込み

5.過大視本能「目の前の数字がいちばん重要だ」という思い込み

6.パターン化本能「ひとつの例がすべてに当てはまる」という思い込み

7.宿命本能「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み

8.単純化本能「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み

9.犯人捜し本能「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み

10.焦り本能「いますぐ手を打たないと大変なことになりる」という思い込み

 

各項目具体的な思い込みがありますが、主な思い込みは以下でした。

・ネガティブなニュースの方が圧倒的に目に入る。

・恐ろしいことには自然と目がいってしまう。

・自分以外をアホだと決めつけないようにしよう。

・小さな変化を追いかける、知識をアップデートする。

・ひとつの視点だけでは世界を理解できないと知ること。

 

本書は世界を相手に書かれていますが、世界だけでなく日本国内であっても同じような思い込みが多数あることを再認識しました。

 

ファクトフルネスを実践していきたいと思います。