和田秀樹著「60歳からはやりだい放題」を読みました、期待していた内容とは少々異なりましたがいくつかの気づきを頂きました。

 

私自身は20代後半からでしょうか、30代・40代・50代それぞれが目の前に来ると「00代ですること」という内容の本を読んで来ました、それは来る各年代で悔いの無いよう生きるためでした。今まで人生を振り返り各年代でやり残したことはありませんので参考になった本が多かったのでしょう。

今回60代が目の前に見えてきましたので本書を手に取りました。和田氏が多数の著書を出されているのは知っていましたが実際に読んだの初めて、医師という職業からか年代なのか病気にやや重点が置かれていたのは想定外でしたが、それも含め気づきを頂きました。

 

印象に残っているのは以下三点です。

 

1.予期不安

日本人は予期不安と呼ばれる「起こっていないこと」への不安を抱きがちです。しかし、多くの日本人は不安を抱いているのに何も対策を取らない。その結果余計に不安が高まってしまうのです。ではこの悪循環を断ち切るにはどうしたらいいのでしょうか。それは「最悪の事態」を想定しておくことです。不安が的中した場合、どのくらいの被害が起こるのか、自分はどんな対策が取れるのかを想定しておくことが重要です。「認知症になったらどうしよう」と心配するなら、いざ自分が認知症になったらどんな対処法が取れるのか、ガンにしてもかかりたい病院や医師、また余命が短い場合の対処の方法を考えておくのです。

 

2.細かな備忘メモ

60歳以上がガン検診を受けた場合50%くらいの確率でガンが見つかります。

65歳をこえるとうつにかかる割合は3→5%にアップします。

血圧が200を超えていたらさすがに高いと思います160~170前後の高血圧であれば正直そんなに気にしなくていいと考えます。

前頭葉を活性化させるためのトレーニング方法、それは常に新しいことにチャレンジすることです。行きつけの店以外に行く。いつもとは違う著者の本を読む。毎日違う人と会う。些細なことで前頭葉に刺激を与えることが出来ます。

 

3.60代以降は我慢をしない

声を大にして言いたいのが「60代以降は我慢しない」ということです。(中略)免疫機能が高い人は病気やストレスなどにも強くより健康に生きられます。(中略)では免疫機能を高めるためにはどうしたらいいのでしょうか。それはできるだけストレスを少なくして「思いっきり人生を楽しむこと」です。嫌なことはなるべくやらず楽しいことを優先する。それを60代以降の人生の指針にするべきでしょう。(中略)

60代はもちろん70代80代以降もずっと健康でい続けるために繰り返しお伝えしてきましたが何より大切なのは「体も脳も使い続けること」です。(中略)60代頃からぜひ実践してほしいのが「自分にないもの」を探すのではなくて「自分ができること」を探すことです。できないことに対してイライラするのでなくできることに着目したほうが精神的なストレスもずっと減ります。但し「他人より優れている人がえらい」という価値観はもう60代になったら捨てる準備をして下さい。できることはオンリーワンでよいのです。逆説的な言い方かもしれませんが、この「他人と比べる価値観」をいち早く捨てとらわれなくなった人こそが、本当の勝ち組だと私(和田)は思います。

 

引用を終わります。

 

改めて見ると当たり前のことばかりなようですが、当たり前のことをしっかりやること事こそ一番重要だということを強く再認識した次第です。

 

60代まであと2年半、脳と体を使う行動を挑戦を続けていきます。