先日山中湖へ23年ぶりに行ってきました。大学ラグビー部夏合宿最中、髙木コーチとやり取りし激励に行くと約束したことがきっかけ、ちょうど予定したいた日に定期戦が行われるとのことから、理事の方と一緒に試合を観戦することが出来ました。また髙木コーチ、栗原監督、今野主将とも会話することが出来濃厚な時間を過ごすことが出来ました。

 

私にとって、また慶應義塾大学蹴球部(ラグビー部)にとって山中湖は聖地です。なぜなら体育会山中山荘グランドにて毎年夏合宿が行われること、ここでの厳しい練習及びレギュラー争いを乗り越えて初めて秋シーズンに試合出場することが出来ること、過去から厳しい通過儀礼が行われる場所が山中湖、だから聖地なのです。

 

私は高校から大学まで選手として1982~1989年計8年間。また、コーチとして1992~1993年、1997~1999年計5年間、通算すると13年間山中湖で夏を過ごしました。最後に訪れたのはコーチとしてでしたので選手時代の苦い思い出は忘れているかと思っていました。コーチの時は週末指導後、師匠上田さんと冷たいキュウリをおつまみにしてビールを飲みながらのラグビー談義は最高の思い出です。上田さんご自身も色々な業務がある中コーチにまで細やかに気を配って頂いていました、この姿勢は改めて敬服します。一方、週末指導し帰路にて御殿場から横浜まで渋滞に巻き込まれながら帰った時間は大きな労力を掛けていたものでこちらも忘れられな思い出でした。

 

23年ぶりの山中湖、実際にその場に立って思い出されたのは選手時代のほろ苦い思い出ばかりでした、良い思い出はなぜかあまり出て来ませんでした。大学一年の時ボロボロになりながらなんとか練習と雑用をこなしていた時、ポジション変更させられひたすら基礎練習を続けさせられた時、三軍暮らしが長く上のグランドから眺めていたレギュラークラスの下のグランド等々。

 

一方目の前では選手達が元気にプレーしている姿を観ることが出来、また監督コーチ陣も真摯に指導されている姿を観ることが出来、多くの元気を頂きました。休日を潰しての往復は渋滞にも巻き込まれ身体はしんどかったですが、それ以上に心の充電をさせて頂きました。

 

指導陣と選手達が山中湖での練習を経て、次の菅平でのチャレンジを乗り越えて、秋シーズン大きく飛躍することを強く願っています。