神田昌典著「人生の旋律」を読みました、久しぶりに内容に引き込まれあっという間に読み終わってしまいました。

大変感動しました。

 

神田氏については2012年「2022、これから10年活躍できる人の条件」を読んでから定期的に追いかけを続けております。最近も同書を読み返したものでした。神田氏が世の中が大きく変わったとき先人はどのように対応したのか、戦前戦後を生き抜いた先人にインタビューしてまとめたのが本書であると紹介されておりました。現在、コロナ感染影響含め世の中が大きく変化しており、このことを学ぶべきだと考えたためでした。直近では明治維新と第二次世界大戦が日本が直面した大きな変革であり、その時どう人々は生き抜いたのか、変化に対応したのか、その変化で飛躍した人とそうでない人は何が違ったのか?大きなテーマです。

 

この考え方は梅田望夫氏も「ウェブ時代をゆく」等にて同じような考え方を話されていました。コロナ含む感染症との対応、社会変革、5G、AI等始めとするウェブの指数関数的進化は複雑に絡み合い私たちに襲い掛かっているのです。

 

神田氏がインタビューしたのは近藤藤太氏、実はこの人のことは知っていました。もちろん直接面識があるわけではなく近藤氏の著書を読んだことがあるためでした、「デカい態度で渡りあえ」です。外国人とのコミュニケーションを説明した本で勉強になったのを覚えています。同書にも近藤氏の概略が書かれていたような記憶はありますが、近藤氏の人生は映画のように、いや映画以上に波乱万丈なものであったことを認識することが出来ました。

 

・戦争で朝鮮奥深くで戦っていたこと、生死を賭けたストーリー。

・敗戦からソ連が攻めてくる前に日本へ脱出を図ったこと、その一連のストーリー。

・占領下にあった朝鮮人の人たちとのストーリー、反日であることに繋がるストーリー。

・米軍、GHQとの関係、そこにおける個人的な繋がり等。

・ビジネスを興しその栄枯盛衰。

・そしてビジネス後、豪州ゴールドコースとでのストーリー。

 

詳細を書くと内容がわかってしまいますので今回は触れません。しかし、一人の男の生き様をリアルに激しく感じることが出来ました。神田氏は最後の方は取材しながら涙が止まりませんでした、私もその場にいたら間違いなく同じようになっていたでしょう。

 

今回の感染症及びその影響がどこまで広がるのか長引くのかはわかりません。またそのことがどんな波及効果が生まれてくるのかわかりません。本書で書かれている「価値観が覆されるこの10年をどう生きればいいのか?」ということまで至るのかわかりません。しかし、大きな変革に備えておく必要はあると考えています。

 

変革についてこれからも学び続け、備えていきます。

 

人生の旋律

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デカい態度でわたりあえ

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