老眼という言葉に対する考えは様々ですが、メガネ屋にいるとなんとなくその方の心理がわかります。


仮に①〜④全員50歳だとすると、

①老眼鏡を作りたいという人→老眼を自覚している

②何だか最近近くを見ると疲れるという人→自分は老眼だと思っていない

③メガネを外して近くを見ている→老眼かもしれないけど近くが見えるから大丈夫

④近くはメガネ型拡大鏡を使えば見える→自分は老眼だと思っていない


全ての人に共通することは何かしらに不便を感じていること。

老眼という言葉に拒否反応をして、本来であればもっと良い解決方法があるのにそれを知らないということ、これがこの業界の残念なところです。

いかに世代的に老眼とはいえ、老眼と他人から言われるのは嫌でしょう。そのため私はメガネの相談や販売の時は極力『老眼』という言葉を使わないようにしています。

その方が老眼かどうかというのは大きな情報ではありません。なぜならおおよその年齢がわかればわかることですので。それより大事なことはその方が『どの距離からどの距離が見えるようになりたいか』ということです。(専門用語で言いますと遠点と近点をどの距離に設定するか)


老眼は恥ずかしいことではありません。もし、恥ずかしいとかマイナスイメージがある方はぜひ当ブログをご参考にして下さい。


つづく