調節力アシストレンズというものをご存知でしょうか?

簡単に申しますと、『老眼鏡でも遠近両用レンズでもないが近くが見やすくなるレンズ』とでも言いましょうか。全年齢の方が使用できるレンズですが、効果が実感できる年代は40代、50代だと思います。現在日本のレンズメーカーほとんどがこのレンズがラインナップにあるにもかかわらず、知名度がとても低いです。

このレンズついて長々と数回に分けお伝えしていきます。


このレンズを説明する前に、皆様『老眼』を正しく理解されているでしょうか?

多くの人が誤った認識をされているのが『老眼』、こんなに身近なことなのに誤解している方が多いということが非常に不思議です。しかし、誤解をしやすい理由もわかります。

なぜ誤解をしやすいかというとこの『老』という字のせい。

老化、老人など言われて嬉しい言葉ではなく、80代90代でも他人から老人と言われて喜ぶ人はあまりいないでしょう。つまり、老眼の症状は40代から感じるものなのですが、老人=老眼のこの世代のギャップが誤解をうむ大きな要因です。40代50代を老人とは言いませんが、世代的には老眼です。この認識を持っている方はほんとうに少ないです。

レンズメーカー東海光学の小冊子に『40歳になったらなったら知っておきたい目とメガネのこと』というものがあります。なぜ40歳なのかというと40代は老眼の症状が出始めてもおかしくない年代だからです。とても良い内容の冊子ですが、世間には届いていないのが現状です。


続く