福浦さん今シーズン初出場にスタンドが沸く!★ジャイアンツ球場観戦記【2019.5.3 vs.G】
5月3日(金)、京セラドームでの第3戦が行われたこの日はイースタン・リーグのジャイアンツ球場へ。この球場は開場時間が試合開始の3時間前なのですが、その開場30分前には既に長い入場列ができておりました。
ベンチ前のミーティングには、先日日本での初登板を果たしたレイビン投手の姿がありましたが、そういえば電車で球場へ向かっているのをインスタストーリーで見ました(笑)
どうやら怪我らしいのですが、情報が今一つ不透明なまま2軍降格となった平沢選手。しかし本人の表情が明るいのが救いです。
キャッチャー陣へのノックを行う金澤コーチ。その選手たちの中には金澤コーチよりも年上の細川選手も混じってます。
ファーストミットをはめてキャッチボールを行う福浦選手。昨年9月22日に2,000本安打を達成して以来、ただの一度も実戦出場がないままここまで来ており、正直今シーズンはどうなってしまうだろうとずっと思ってましたが、その心配はこの試合で払しょくされることになりました。
ずいぶんと頭に白いものが目立つようになった小坂コーチがノックを行いますが、この時平沢選手は守備には就かずキャッチャー役。まだそういう状態ということなのでしょう。
もちろん平沢選手の名前はスタメンにはありませんでした。しかしファームで気になる存在の茶谷選手がショートを守るのにはちょっとワクワク。
ジャイアンツの先発は澤村投手でした。セ・リーグの投手事情には疎いのですが、再び先発ローテ復帰を目指していくという立ち位置なのでしょうか。
その澤村投手からマリーンズ先頭の藤原選手がセンターへのヒットを放ちます!直近の1軍復帰も気になるところですが、個人的には藤原選手には3-4年目を目途にレギュラーに定着し、ブレイクしてもらえればと思ってます♪
マリーンズ先発はルーキー・中村稔弥投手!個人的に長崎の同郷なので気になる選手の1人ですが、いきなり先頭の立岡選手にホームランを許すも、その後は落ち着いて初回を最少失点で切り抜けます。しかし石垣キャンプの時にも思いましたが、この振りかぶった時のフォームが独特ですよね~
しかしこの試合の序盤は、澤村投手の前に全く歯が立たず。2回には先頭の三家選手がフォアボールを選びますが、得点に繋げることができません。
ファームの観戦に来ると、やはり安田選手の状態が気になります。残念ながらこの試合は5打数ノーヒットでした。
こちらは打撃好調を維持している高濱選手。しかし残念ながらこの試合は2打数ノーヒットで、3打席目には代打を送られてしまいます。
下位指名での高卒ルーキーながら、DHでスタメン出場の山口航輝選手。それだけ期待されているのだと思いますが、18歳でこのフルスイングは魅力的ですね♪
5回までジャイアンツ打線を2失点に抑え、まずまずのピッチングが続いていた中村投手でしたが、バテ始めてきた6回につかまってしまいます。先頭フォアボールからツーベースとヒットで3点目を失うと、あれよあれよという間にこの回だけで5失点。結局5回2/3を被安打7の7失点でマウンドを降りることになりました。
2番手に登板したのは山本投手。2アウト3塁の場面で、初回ホームランの立岡選手から見逃し三振を奪います☆ 山本投手は続く7回も投げて被安打0(与四球1)の素晴らしいピッチングでした。
6回裏を終えて時点で0-7と敗色濃厚ムード。しかもマリーンズのヒットは初回の藤原選手の1本のみで、ここまでは見どころに欠ける試合だったのですが、7回から思わぬ方向へ試合が進んで行きます。
その7回表の攻撃。まずは先頭の香月一也選手がセンターへのヒットを放ちます!マリーンズ久々のヒットでした。
このあと2アウトまでランナーを進めることができませんでしたが、代打・松田選手が 右中間を破るタイムリーツーベース! ようやくマリーンズのスコアボードに1点が灯ります☆
続いて代打・和田選手が ライトへのタイムリー!
そして茶谷選手が センター越えのタイムリースリーベース を放ちます! これで3点目が入り、試合が面白くなってきました♪
…と思っていたら、何と李杜軒選手が 左中間フェンスを越えるツーランホームラン! 何と何と、6回まで完璧に抑えらえていた澤村投手から一挙5点を奪って5-7と2点差となります☆
これで澤村投手をノックアウト。ここで藤原選手が2番手・アダメス投手からセンターへのツーベースを放ちます!藤原選手はこの試合マルチ安打と活躍してくれました☆
そして8回のマウンドには上原投手が登場!1塁側のジャイアンツファンからは大きな拍手と歓声が上がりました。
しかしその上原投手から、先頭の香月一也選手が レフトフェンスを越すソロホームランを放ちます! これで6-7ととうとう1点差にまで詰め寄り、試合がわからなくなってきました♪
安田選手が倒れて1アウトとなりますが、ここで何と代打・福浦選手のコール!あの2,000本安打達成の日以来の打席となり、しかも相手は同い年のレジェンド・上原投手!思いがけぬ対戦が実現し、ジャイアンツ・マリーンズ双方のファンからこの日1番の大きな拍手と歓声が上がりました!
この打席は残念ながらライトフライ。しかしベンチへ戻る福浦選手とマウンドの上原選手がタッチするシーンがあり、とても感動的でした(肉眼で観ていたため、タッチの瞬間の写真は撮り損ねます)
そして何と何と、その裏にはファーストの守備に就くというサプライズ!福浦選手がベンチからファーストミットをはめて飛び出して来ると、3塁側スタンドのマリーンズファンからまたまた大きな拍手と歓声が上がりました!
8回には島投手が登板!先頭打者にフォアボールを与えてしまいますが、送りバントの1アウトからの打者2人を連続三振に斬って取ります!ベンチのすぐ上の席にいたのでよく聞こえたのですが、福浦選手から「よかったよ!最初のフォアボールは余計だったけど」と言われてました(笑)
そして1点ビハインドで迎えた9回。ファイターズ時代にはよく対戦した吉川投手から代打・伊志嶺選手がセカンドライナー、続く茶谷選手がサードゴロとあっという間に2アウトとなってしまいますが、土壇場から宗接選手が執念のフォアボールを選びます。
更には藤原選手もフォアボール!
この9回2アウト1塁2塁の場面で、ここまでノーヒットの菅野選手が センターへのタイムリー! 何と何と、6回を終えた時点で0-7だった試合、9回の土壇場でついに 7-7 の同点に追いつきました!これだから野球は面白い♪
そして9回裏のマウンドにはジョシュ・レイビン投手が上がります!これが実戦復帰4試合目となり、私にとっては初めて観るレイビン投手の実戦マウンドとなりました☆
大柄のレイビン投手はダイナミックなフォームから繰り出す豪速球が持ち味!ようやく目の前で観ることができ、ワクワクしながらそのピッチングを見守ります。
いきなり先頭打者への初球のストレートが154km/h!その後も152-154km/hを連発し、この日の最速は155km/hまで出てました☆
先頭の立岡選手から見逃し三振を奪うと、田中俊太選手・山下航太選手を共に内野ゴロに打ち取り、あっという間の3者凡退劇でした☆ 1軍合流がホントに楽しみなピッチングを観ることができてよかったです。
試合はここから延長戦へ。
10回の攻撃。1アウトから途中出場の江村選手がセンターへのヒットを放ちます。しかし送りバントを試みた松田選手が併殺に打ち取られ、この回は得点できず。
その裏のマウンドは大谷投手。いきなり先頭の北村選手にツーベースを打たれてしまいますが、後続を打ち取って何とか無失点に凌いでくれました。
そして最終回となる11回の攻撃。2アウトから宗接選手がセンターへのヒットを放ちますが、続く藤原選手がセカンドフライに倒れて無得点。これでこの試合の勝ちは無くなりました。
後はこの裏を無失点に抑えて引き分けに持ち込みたいところでしたが、成田投手が1アウトからの連打で1塁3塁のピンチを招くと、田中俊太選手に打った瞬間にため息が漏れたレフトの深いところへの犠牲フライを打たれ、サヨナラ負けとなってしまいました。
終わってみれば野球が最も面白いと言われる7-8のルーズベルトゲームに。しかし7点ビハインドを試合終盤の7回から追い付くという、ホントに面白い試合を見せてもらいました☆
そして何と言っても福浦選手のシーズン初出場と、レイビン投手の本気のマウンドが観れたことは、この試合の大きな収穫だったと思います♪
…しかしこの日のジャイアンツ球場はまるで夏のような天気で、めちゃめちゃ日焼けしたのでした(苦笑)
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