運河が残る古都・蘇州へ。世界遺産・山塘街の美しい街並みを歩く☆蘇州旅行記①【1/6編】 | しろ☆くろ

運河が残る古都・蘇州へ。世界遺産・山塘街の美しい街並みを歩く☆蘇州旅行記①【1/6編】

お正月が明けたばかりの3連休を利用して、中華人民共和国の蘇州(スーチョウ)へ旅行してきました。

 

今回で3度目の中国大陸渡航となりましたが、日本から距離的に行きやすいこと、中国の旅にだいぶ慣れたこと、そして前回の旅での人民元が結構余っていたことetc...からでした。

 

出発の前日となる1月5日(金)は仕事を終えてから適当に時間を潰し、23時頃に羽田空港国際線ターミナルへ。

 

 

 

蘇州には空港がありませんので、日本から行く場合はまず上海を目指します。

 

 

 

蘇州は上海から高速鉄道で30分程の距離。昨年上海へ行った際にも足を延ばして…ということを考えたりもしたのですが、さすがに2泊3日では余裕がなく断念。改めて今度は蘇州をメインに散策してみようと思ったのでした。

 

 

(Google Map ⇒こちらより)

 

 

…出発の1時間ほど前、突然の大きな地震に空港のターミナルビルも大きく揺れて騒然となりましたが、約15分後には安全確認ができましたとのアナウンスがあり、ホッとしました(^_^;)

 

定刻の深夜2時に羽田空港を出発し、現地時間4時40分(日本時間5時40分)に2度目となる上海・浦東(プードン)国際空港へ到着。まだ公共交通機関が動き出す前になりますので、しばし時間を潰すことになります。

 

 

 

いくつかの飲食店が営業してましたが、その中からこちらの「東方既白」という中国のファーストフードのチェーン店で軽く朝食を頂くことにしました。

 

 

 

注文したのは海苔が浮かんだワンタンスープと、「煎餅」という卵を使った中国風のクレープのセット。チェーン店だからか、味はごく普通でした(苦笑)

 

 

 

昨年来たときは「マグレブ」というリニアモーターカーを利用しましたが、今回は始発がマグレブより1時間も早い地下鉄を利用します。しかし切符を買ってホームに降りると、始発待ちの人でホームがあふれててビックリ!結局、満員電車状態で立ったまま中心部まで向かうことに(苦笑)

 

 

 

乗換の人民広場駅の構内に、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の広告がありました。日本では本国と同じく昨年12月15日に封切られて私も公開初日に観ましたが、中国ではこの前日(1/5)に初日を迎えたばかりだったんですね~

 

 

 

浦東国際空港から地下鉄3本を乗り継いで約1時間半で高速鉄道の上海駅へ到着。イメージ的には、成田空港から各駅停車を乗り継いで東京駅まで来たという感じでしょうかね。

 

 

 

さすがに大都会・上海だけあって駅もまあ巨大!チケット売り場は駅ビルの中ではなく、100mほど離れたビルが丸々チケットセンターになってました。

 

 

 

前回の天津/北京旅行記でも書かせていただきましたが、中国の高速鉄道は飛行機と同じくチケットに実名が入りますので、我々外国人が購入する際にはパスポートの提出が必要になります。

 

 

 

今回も事前に日本からネットで予約してカードで支払いも済ませてましたので、用意してきたメモとパスポートを窓口に提出して発券してもらうだけ。

 

 

(窓口で必要になりそうな中国語は、ネットで予約した際のメールに添付されてましたので助かりました)

 

 

今回は1番上のクラスの「特等座」にしてみました。塗りつぶしているところに、パスポート番号と実名が入ってます。

 

 

 

入口でパスポートとチケットを提出して本人確認があり、それが終わるとバッグetcのセキュリティチェック。そして階上にある出発ゲートへと向かいます。

 

 

 

この時点でまだ8時くらい。飛行機の遅れや入国審査の混雑、そして駅のチケット売り場や保安検査の混雑も考えて10時ちょうどの列車にしていたのですが、幸か不幸かここまでノートラブルでだいぶ時間が空くことになりました(苦笑)

 

 

(中国の高速鉄道ではチケットを持っている列車にしか乗れません。早い列車に乗ろうと思ったらチケットを買い直すしかないようです)

 

 

適当に時間を潰しているうちに、ようやく発車の時間が近づいてきました。これから乗る列車の終点は南京になるようです。

 

 

 

発車15分程前にゲートが開いてホームへ。しかし中国の高速鉄道の駅はホントに規模が空港並みですね!

 

 

 

そしてわずか25分で蘇州駅へ到着!こんなコンセプトの駅舎はなかなか珍しいのではないでしょうか。

 

 

 

すると駅前の広場の向こうに味のある建物が見えて、さっそくテンションが上がりました!

 

 

 

実は蘇州駅の南口は目の前が「外城河」という運河。そしてその外城河に囲まれたエリアが旧市街となり、古い住宅街や運河、そして世界遺産の庭園が点在しており、今回はこのエリアをメインに散策する予定なのです。

 

 

(Google Map ⇒こちら より)

 

 

まずは蘇州駅から地下鉄での移動。Google Mapでは2つしか路線がありませんが、現地では新しく4号線という青い色の路線が開通してました。しかも宿泊するホテルや、予定していた世界遺産の庭園などがこの路線上にあり助かりました♪

 

 

 

まずは地下鉄の3日間のパスを購入、これが35元(約650円)。

 

 

 

新しく開通した地下鉄・4号線の車内はすごく綺麗でした。そして上海みたいに混んでないのもありがたい限りです(笑)

 

 

 

蘇州駅から南へ3つ目の「楽橋」という駅で下車。こちらが今回のホテルの最寄り駅で、この駅を拠点に動きます。

 

 

 

まだお昼前くらいでしたが、ホテルへ荷物を預けに行くとアーリーチェックインができました。さっそくこちらの人民路という大通りから散策を開始したいと思います!

 

 

 

しかし蘇州のすごいところは、大通りから数10メートルも路地へ入るとまるでタイムスリップしたような光景が見られること!こちらは人力三輪タクシーのターミナルみたいなところでしょうかね~

 

 

 

適当に歩くだけでこんな光景をどこでも見ることができます。この「非日常」こそが旅の醍醐味!少し街歩きをしただけで、このあと待ち受けるであろうことにワクワクしてきました♪

 

 

 

まずは昼食をいただきます!最初の蘇州グルメは名物の「蘇州麺」の老舗である同得興 というお店。蘇州麺と言えば真っ先にこのお店の名前が挙げられるようです。

 

 

 

入口にあるレジで注文して会計を済ませ、レシートをもらって席で待つというシステム。基本的な注文の仕方は、スープを白湯・紅湯・汁なしから選び、そこへトッピングを追加するという感じでした。

 

 

 

いかにも中国らしい店内のインテリアですが、実はこの時はまだ気づかなかったのですが、このあとたくさん見て回ることになる世界遺産の庭園にある建築をモチーフにしてたんですよね。

 

 

 

今回注文したのは、評価の高い口コミをよく見かけた「水晶担麺」!あっさりの白湯スープに分厚いチャーシューが乗ってますが、麺・具・スープどれをとっても完璧!最初の食事から大正解で、思いっきり笑顔になりました(笑)

 

 

 

そしてこの水晶担麺には、別盛で青菜とアヒルの肉が付いてくるという特徴があります!こちらも丼に浮かべてチャーシューとの味の違いを楽しむことができ、大満足でした☆

 

 

 

いきなり最高の蘇州グルメに気分を良くして(笑)、再び地下鉄に乗っての移動です。

 

 

 

2号線への乗り換えはこの足跡に付いて行きます。かわいらしいですね~

 

 

 

そして山塘街という駅で下車。こちらは文字通り、2014年に「大運河」の一部として世界遺産に登録された山塘街 の最寄り駅になります。

 

 

 

駅を降りて2-3分程歩くと橋がありますが、その橋の上からの眺めがこちら!そう、こんな光景を自分の目で観てみたくて蘇州まで来たと言っても過言ではないので、この光景には思わず「おぉ!」と叫んでしまいました!

 

 

 

この橋の反対側の運河は人が歩けるようになってましたが、これもまた絶景!この橋の付近ではたくさんの観光客がカメラを構えてましたが、当然ですよね☆

 

 

 

ここから南東方向へ歩いて行きます。とにかく景色が素晴らしく、先ほどの蘇州麺とこの山塘街の景色だけでも、もう蘇州が大好きになりました(笑)

 

 

 

素敵な橋が見えてきました。そして通りにはテーブルが並べられてますが、こちらはどうやらビールやカクテルのバーになるようです。

 

 

 

こちらは「通貴橋」という名前が付いているそうです。運河に溶け込むこの風景、何とも素敵ですよね~

 

 

 

その通貴橋の中央から、先ほど歩いてきた通りを眺めます。これぞ絶景です!(最近聞いてないですね~)

 

 

 

反対側の景色は、古い住宅の並びでしょうか。縦だけではなく横へも広がる水路もまたいい眺めです。

 

 

 

ここからは両側に飲食店や土産物屋が並ぶ通りが続きます。ただ歩くだけでも楽しいものですね。

 

 

 

そしてこちらが山塘街に流れる運河・山塘河が外堀河と合流する地点のようです。

 

 

 

こちらは山塘書院という茶館で、定期的に音楽の演奏なども行われているとか。

 

 

 

こちらは朝宗閣と書かれてました。この屋根の端が跳ね上がってるのが中国の古い建築の特徴ですが、ここ蘇州では特によく見られるようですね~

 

 

 

外堀河まで出てみると、遠くに大きな橋が見えました☆ 後で行ってみることにします。

 

 

 

それにしてもどこを切り取っても趣があり、歩くのを止めて景色に見入ってしまうことがしばしばありました。

 

 

 

山塘街のプレートがありました。ここが南東の起点となるようですね。

 

 

 

先ほど見えた外堀河にかかる「五陽橋」まで来てみました☆

 

 

 

五陽橋の中央からの眺め。手前の古い風景とバックの近代的な風景が調和してますね。

 

 

 

スタバがあったので、少し休憩したいと思います!中国語では「星巴克珈琲」と書きますが、上海でも北京でも繁華街では必ず見かけるくらい、日本同様に中国へもだいぶ進出しているようですね~

 

 

 

メニューには英語表記があるのでオーダーも日本と同じで大丈夫ですが、どうやら私の「HOT」の発音は悪いみたいで、他のスタバの店舗でも同じように聞き返されました(苦笑)

 

 

 

店内のインテリアは中国調。しかし日本だとどこへ行っても空席を探すのが難しいスタバなのに、中国ではどの店舗も割とガラガラなのは、中国の飲み物の物価からすると高いからなのかな~と思いましたが、どうなんでしょうか?

 

 

 

この後は山塘街を逆方向の北西側にひたすら歩いて景色を堪能。そして1000年以上前に建てられた奇妙な斜塔が立つ「虎丘」を散策しましたが、その模様は次回更新予定の【蘇州旅行記②】にて書かせていただきたいと思います。

 

 

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[蘇州旅行記]

 

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