早朝から昨日の告発文書に伴う人事処分について報道もあり、多数連絡がある。まずは2名の幹部への処分に差がありすぎるという声である。


利害関係者から現金や物品をもらうことは収賄でその処分は免職であると教えられてきたのに、返さなかっただけの理由で「訓告」という注意だけで済ますのはどう考えてもおかしいという職員の怨嗟の声である。


当然だろう。しかもPRのためならもらっても良いなどという論理は入庁以来聞いたことがないと。誰がこんな都合のよい論理を持ち出しているのか。知事がスポーツウエアの提供を受けてその写真がSNS等で残っているから提供そのものを問えないという論理ではないかという人もあった。馬鹿げている。PRのためなら何をもらってもいいなんて、現金以外の収賄罪が成り立たなくなる。ここはどこの国なのか。


以下の文書の(12)を見れば明らか。しかも県側から提供を要求している。相手方は奨学金の関係で県の認定を受け、補助を受ける企業であることのほか、他に県に毎年多大な公金支出をさせる原因(考古博物館加西分館の赤字負担は公金、2023年度包括外部監査を参照)をもち、県に対する立場から判断して、そうした要求があれば協力するだろうことは明らかである。

法律に詳しい人にも確認したが、その論理でいうと、法廷で追及されれば、問題ないなら返す必要はないのになぜ返したのかということになると。


知事が物品の提供を受けているから全て論理破綻してしまう。また、最初の会見で「事実無根」「嘘八百」と言ってしまったので、それに沿った調査結果等にならざるを得ないというもの。過去のある事件と同じ論理構造だ。返す返すもあの会見。


その後、神戸の県庁。会派の議員団総会。様々な会議の報告。私からも県政改革特別委員会の報告。そういえば資料を事前に読みこなしてきた委員がほとんどいなかったのではないかと後日ある方から指摘があった。ネット中継があったから見ていたが運営が不自然だったと。現場にいたらわかるだろうが、外部からみてもわかるのか…。あの日は当日タブレットを開いただけで質問できる資料の量ではない。紙資料や質問を事前に用意しておかないと質問できないだろう。みなタブレットを繰りまくっていた。なかなか鋭い。


その後、昨日の告発文書をめぐる人事処分関係事案について協議。知事の部下による知事の行為を含む告発を調査したことの客観性のないことは誰が見ても明らか。弁護士まで使って正当性を図ろうとするなど相当たちが悪い。しかも自らの人事処分に余計な公費をかけて記者にお墨付きを与えたふりをして誤解を与えるなど公金の支出として不適当である。



こうした制度があるのを知っていながらある時は都合よく使って、今回のような場合は平然と無視する。公平な立場にたたないなら、公費でなく私費で代理人行為を行ってもらうべきだ。チラシとか政務も含めて何でも公費でやろうとする感覚が根底にあるのかもしれないがどうかしている。

改めて第三者機関を設置して調査することのほか、議会にも県政改革特別委員会に地方自治法の百条権限を付与して偽証ができないように証人尋問をすべきであると全員一致で決定。


その後、ほぼ同時刻に知事の記者会見が行われた(別件頁)。


その後、姫路へ戻る。その後、姫路駅前。県議選一期目から大変お世話になっている方が姫路来られたので意見交換など。今回の事案も常時に報告させてもらっているので話が早い。コンプライアンス基準とかを含めて大手企業なら当然のことが都道府県レベルで行われていないことに驚いておられた。私も多くの方にお世話になって仕事ができている。必要と言われる限り派粉骨砕身頑張りたい。