早朝起床。自宅で作業。その後、神戸。託された役割を果たす。

その後、県庁。知事の記者会見を見る。ここでは前知事時代から幹部職員らが知事の会見を見る文化があり、多くの職員も見ている。
 

 

議事録は作成中

この会見をみた県民の反応はX(旧ツイッター)やヤフーコメントで見ることができるが、職員の反応も寄せられている。

自らの組織のトップが真正面から答えず、人事当局が調査しているといってはぐらかす。少なくとも指摘されているパワハラ問題などは現段階で自らが事実関係を含めて説明できるはずと思っているようだ。事実関係は職員間で共有されて皆もう知っている…。
また、別の話だが選挙公約についての話も寄せられた…。





兵庫県「不祥事防止読本」(パワハラを抜粋して再掲)

また、記者会見における告発文書をめぐる記者とのやり取りの中で、産経新聞さんが指摘したのが3月27日の知事の会見内容と議事録が異なる内容であるという指摘。俄に信じられないので私も確かめる。


↑この議事録では、「現在、被害届や告訴なども含めて、法的手続き『の検討』を進めているところです」
となっている。

2024年3月27日(水曜日)知事定例記者会見(33:12〜)では、


知事は「現在、被害届や告訴なども含めて、法的手続きを進めているところです」と発言している。「検討」なんて言葉はない。

告発文書の中身が事実無根かどうかは、警察が告訴を受ければ逆に警察による強制捜査という形で事実が明らかになる可能性がある。勝手に「検討」を加えず、当初発言通り、告発して捜査を求めるべきではないか。
なお、刑法に詳しい弁護士からは、刑法の名誉毀損罪には下記のように「公共の利害に関する場合の特例」という規定があることも教えてもらった。

また、当然のこととして、こうした議事録の勝手な改変は事実や歴史を塗り替えることと同じで認められない。ここは以前から結構こういうことをする。これは悪しき風潮で駄目だ。そろそろいい加減にしたほうがいい。

◯刑法(抄)
(名誉毀き損)
第二百三十条 公然と事実を摘示し、人の名誉を毀き損した者は、その事実の有無にかかわらず、三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。
2 死者の名誉を毀損した者は、虚偽の事実を摘示することによってした場合でなければ、罰しない。

(公共の利害に関する場合の特例)
第二百三十条の二 前条第一項の行為が公共の利害に関する事実に係り、かつ、その目的が専ら公益を図ることにあったと認める場合には、事実の真否を判断し、真実であることの証明があったときは、これを罰しない。
2 前項の規定の適用については、公訴が提起されるに至っていない人の犯罪行為に関する事実は、公共の利害に関する事実とみなす。
3 前条第一項の行為が公務員又は公選による公務員の候補者に関する事実に係る場合には、事実の真否を判断し、真実であることの証明があったときは、これを罰しない。

参考一議事録の改変について
◯刑法(抄録)
第十七章 文書偽造の罪
(詔書偽造等)
第百五十四条 行使の目的で、御璽、国璽若しくは御名を使用して詔書その他の文書を偽造し、又は偽造した御璽、国璽若しくは御名を使用して詔書その他の文書を偽造した者は、無期又は三年以上の懲役に処する。
2 御璽若しくは国璽を押し又は御名を署した詔書その他の文書を変造した者も、前項と同様とする。
(公文書偽造等)
第百五十五条 行使の目的で、公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造し、又は偽造した公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造した者は、一年以上十年以下の懲役に処する。
2 公務所又は公務員が押印し又は署名した文書又は図画を変造した者も、前項と同様とする。
3 前二項に規定するもののほか、公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造し、又は公務所若しくは公務員が作成した文書若しくは図画を変造した者は、三年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。
(虚偽公文書作成等)
第百五十六条 公務員が、その職務に関し、行使の目的で、虚偽の文書若しくは図画を作成し、又は文書若しくは図画を変造したときは、印章又は署名の有無により区別して、前二条の例による。


その後、今春赴任された警察本部のM調査官と控室で打合せ。


その後、姫路へ戻る。新聞労連の抗議内容が当事者ではない朝日新聞で、サンテレビで地上波初となる報道がなされたとの連絡がある。報道の自由は民主主義や自由主義の基本。絶対に守っていかなければならない。

また早朝県庁周辺で配布されたアンケートについての連絡も結構ある。以前なら協力する人はあまりいなかったかもしれないが、現状のように職員の不満が充満している状況の中でのこと。職場でもかなり話題になったそうだ。管理職だけではない。若手からも直接意見を聞く。

告発発覚から丸1ヶ月。黙っているように見えても多くの職員にも考えがあり、思うところがある。人間は感情のある生き物である。当初は告発者の勤務中の作成や過去の関係から別の意見もあったが、もはや告発者のそうしたことは別次元の話になっている。上意下達、綱紀粛正だけで統制していけるはずがない。人事処分の公平性にもかなり注目していると聞こえてくる。知事の姿勢が問われている。

昼食は県庁西のマルシェでカツカレー。今日は一つの区切りの日。気合いを入れる。