神戸の県庁。県議会建設常任委員会。付託議案審査。昨日提案された翌年度へ繰り越される繰越明許費の審査。

 

土木部

https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/joniniinkai/kensetsu/documents/05-1kesshiryo060321.pdf

 

事故繰越もなく、議案に特段の問題なし。今月末で定年退職されるS土木部長に兵庫県土木行政の特徴等について質問。

まず、特徴として国などでは外注や分業が多く導入される中で、職員が設計・測量・発注を一貫して担当する「職人性」をあげた。現在は土木事務所でも職員が減少していく中で分業が増えているとも。また、土木部は国交省の基本的な方針に則り(事業を行うことが多いので)ついていったとも。播磨臨海など渋滞対策事業も、これは必ず通ることになる。また、県には残る事業も多いと。また、災害・防災の対策がとれたのは、総合治水条例で治水をコントロールできたこと、農林の方でため池管理なども行われたから。

また、他の議員からは知事交代後の予算減少の影響について質問がある。人件費や材料費が上がっているが、予想より予算が確保された。ただ、但馬地方の道路の雪害対策は必要な費用だが、夏場の道路の維持管理費用が安くもうからない。冬だけに事業をしても年間で人を雇用すると赤字になってしまう。維持管理費用を減らさないことが大切だ。

 

まちづくり部

https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/joniniinkai/kensetsu/documents/05-2kesshiryo060321.pdf

 

事故繰越もなく、議案に特段の問題なし。同様に定年退職されるSまちづくり部長にまち部の優れている点や課題、後進の人たちについて伝えることについて質問。

まず安心・安全が根底にある。能登半島地震でもそう。3.11の東日本大震災では津波被害の大きかった南三陸地方に派遣された。阪神淡路大震災の際は洲本土木事務所で勤務していた。私もそうだが、まち部は建築職が多い。建物を作って街並みに溶け込ませていくのが理想。焼け跡の残る街を復興させていくのが仕事だ。

兵庫県は県が広い。これは悩ましい。県土を同じように整備してと頼まれることがある。先に公表した県営住宅の子育て世帯向け住宅。なぜ阪神間だけなのかという意見もあった。地域特性があるのに。都市公園も地域特性がある。どこにでもあるものではない。

建築指導行政。耐震化率は全国に比べて高いが、そのベースには潤いややすらぎがある。県民に親しまれるものでないと。公園や駅前再開発は30年前とあり方が変わってきている。

兵庫県のまちづくり部の特徴。現県庁舎の基本設計をしたのは営繕課。私が入った頃は大きな机でトラクターと呼ばれる製図で職員全員が設計をしていた。自前設計だ。いまそうした事例は減っているが期待される役割でもある。私は37年間建築職として奉職してきた。後進にバトンを渡したい。

 

いずれも私の手書きのメモを元に記載しました。間違いや意を尽くさぬ記載は後日公表される正式な議事録をご覧ください。なお、ご両名には事前に通告をしていない質問であったことを加えて記しておきます。

 

午後、控室に多くの来客。人事異動の内示を受けての挨拶も多いが、遠方に行く人も。これは今生のお別れかもと冗談をいうが、そうならないように今後とも仲良く(笑)。

 

夜、送別会。長年お世話になったり、短い時間だけだが大変お世話になったり。常日頃から大変多くの方にお世話になっている。多くの皆さんに助けてもらっている。とはいえ、皆さんと送別会というわけにもいかない。直接御礼が言えないまま新たな職場に赴任する方もおられると思うが、ここで気持ちだけお伝えしておきたい。感謝。

 

昼食は三宮へ少し歩き、うを勢 総本店。早い時間なのでと思ったが、やはりコスパのいい人気店。既に待ち人8組。迷うが待つ。日替わりランチ握りセット。写真失念。