原稿に推敲。毎年やっているのに筆がなかなか進まない…。その後、神戸の県庁。他会派の議員から相談があるとのことで部屋を探すも全て利用中または予約されている。ということで県庁3号館山側のCAFE M.A(エムエー)。お店の前は何度も十年以上も通っておりガラス張りの店舗も知っているが入ったことはなかった。珈琲はマンデリンを注文。好みの味。また来よう。

その後、会派の議員団総会。来年度予算内容に付いて説明を受ける。Z世代支援に特化した打ち出し方。


そして補正予算で措置される旧兵庫みどり公社への売却して存在しない国債を二重計上して行った実質的な迂回融資等の解消策、それによる地方財政健全化法上の財政指標の修正(2007年度決算)による説明を受ける。

 この案は県政改革本部会議にかけられる予定だそうだ。


資料

この資料の中のこの部分が債権債務の流れを示す肝なのだが、この図をみただけで理解できる人は絶対にいない。右部分に「一般会計で買い戻し」とあるが一般会計でこの2月に446億円の現金を用意することはできないからである(財源は存在しない、または、現在第三セクター等債の制度はなく、起債は認められていない)。さも一般会計に買い取る財源があるかのような表記である。

実際には、県債管理基金を同額の446億円を取り崩して上で一般会計に446億円をいれ、それで県債管理基金から買い取るのである。その結果、同基金はマイナス446億円となる。


このほか320億円の債権債務の貸借関係の解消↓(指標反映のため)を加えたものか↑の数値になる。

この320億円の処理については企業庁側の肩を持つ方から異論が届いた。「少なくとも企業庁の320億円の負債は一般会計の債権との相殺案件ではない」という意見。よく意味はわかる。そもそもこの320億円について知っている人自体がもうほとんどいないだろう。

令和 5年 令和 4年度決算特別委員会・速報版(第3日10月 4日)
次は、県債管理基金から企業庁地域整備事業への貸付金320億円の解消時期についてである。
 2022年度に集約基金が外部へ返済、整理をされているが、この320億円の貸付金だけが大きな課題としては残っている。この目的は、北摂開発事業旧住宅金融公庫債繰上償還貸付金320億円ということだが、これだけを聞いてもなかなか分からないということである。
 この320億円の原資を見てみると、県債管理基金のそもそものお金ではなくて、法人県民税の超過課税を含むCSR等の資金であり、貸付金の回収には今後、企業庁と一般会計との債権・債務の解消等が必要となるが、逆に企業庁のほうが多額のお金を一般会計等に貸しているということもあるので、私は実行可能ではないかと思うが、いつ実行するのか、お答えください。

○資金管理官(西山和男)  一般会計と企業庁の貸借関係であるが、県政改革方針において、企業債償還の本格化に伴う今後の地域整備事業会計の資金残高の状況を踏まえ、一般会計からの償還を優先的に実施するというふうにされている。
 これに基づき、令和3年度、4年度において、それぞれ4億円ずつ企業債の引受けという形で清算解消に着手をしている。
 一方、先日の知事提案説明の中で、企業庁の地域整備事業会計については資金不足に陥る可能性があり、今後、経営評価委員会において将来の収支見通しとか想定される課題等を明らかにした上で、事業の在り方を早急に検討するということを示したところである。
 今後、委員会の中で、地域整備事業会計の将来の収支見通しなどが示され、課題への対応の方向性などが議論されることになる。
 ご指摘いただいた県債管理基金から地域整備事業への貸付けも含めた一般会計との貸借関係であるが、この解消方法及び時期等についても委員会での議論も踏まえ、今後検討していく。

この議論の結果が↑の処理で私の意見が通ったことになる。

企業庁の側からみれば「北摂特会移管の際に、企業庁は「赤字部分は財政課が面倒を見る」との約束のもとに引き受けてる」と。そうだと思う。つまり相殺する前に旧北摂特会の赤字分を一般会計は埋め合わせるべきだという主張である。しかし、私の立場からCSR基金の復元という課題は意識するものの、旧北摂特会のやり取りが補填されないからといって貸付金を基金に計算し続けてよいとはならない。まず基金からの計上をやめることが優先されるべきと考えている。

そのうえで、更に私からは、上表の数値から416億、320億、県森連貸付金7億円以外の過去に行ってきた多額の基金集約や預託金、関空株などの現金化できない株券も控除した数値を入れてさらに正直な数値にしない理由は何か?と質問。現在はそうしたことを解消したから〜などという説明にならない回答があった。

↑の表でもなお借り入れにより嵩上げした数値であるということ。それだけは理解しておいてほしいと思う。もちろん少しは改善したことだけは間違いない。

その後、控室に県警をはじめ多くの来客など。

その後、姫路へ戻る。実家へ。母が漬けたという高菜をもらう。
 


昼食はハンター坂手前のHYOE'S BURGERS+FRIES(ヒョウエズバーガーズアンドフライズ)。ガツン!といきたくなり、ダブルダブルバーガー。野菜が使われていないという肉肉しいバーガー。食べきれなかったポテトは持ち帰りできた。