神戸の県庁。政務調査会2日目。まず教育委員会。F教育長から能登半島地震の教育支援に向かった県教委の震災・学校支援チーム(EARTH。防災・減災に関する専門的な知識や実践的な対応力を備えた教職員のチーム)の報告も。現地の教員自身が被災、避難しており、どこから手をつけていいかわからないような被災状況だったという。




私からは、県庁1、2号館の撤去、3号館への集約に関連した教育委員会事務局の仮移転(JR住吉駅600メートルの神戸市水道局旧東部センター)について確認。県庁舎等再整備基本構想(2018年度)では分散化している県庁舎の集約は有益という方向性であったが、こうした考え方は今消えてしまった。神戸市東灘区への仮移転が永続的にならないようにしなければいけない。「この道しかない」という強い信念のもとでは、議会出席も対面ではなくリモートにしようなんて話が出かねない。また、教育委員会職員の在宅6割勤務導入などということは学校現場の多忙な教員との一体性の確保の観点からもその導入については極めて慎重にしなければならない。

 

 

 

産業労働部。県の金融機関や信用保証協会と連携した制度融資について。いわゆるゼロゼロ融資(新型コロナウイルス感染症流行の影響によって売り上げが減少した中小企業等に対して、実質無利子・無担保で融資を行ってきたこと)の返済が本格化している中で、経営破綻による信用保証協会の代位弁済増、県の損失補償の動向について確認。2021、22年度は各3億円程度、23年度は3.5億円と予算は増加基調。24年度は6億円の予算措置を講じる見込みという。

 

 

 

こののち、私がイライラしている様子であるという声も届く(複数の政調会出席者から、見るからにイライラしていた、と)(苦笑)。


議会でイライラはよくあることだが、今日は貧乏ゆすりもそれほど酷くはないし…。とはいえ、ここで言い訳はいけない。素直に受け止め、以降は「和顔愛語」を心がけました。

 

 

まちづくり部。S部長から能登半島地震の被災者支援の県営住宅での受け入れ支援について説明。また、太陽光発電の規制強化の条例改正も予定されている。

 

 

環境部。私からは兵庫県地球温暖化対策推進計画に基づく脱炭素の取り組みや再生エネルギーの拡大について。先のまちづくり部では山林等の危険箇所への太陽光発電規制を強化する取り組みを進めるし、姫路市内ではのぼり旗をたて5万人規模の署名運動までして反対運動がおこった案件もあった。福崎町の計画が絡んだ下記リンクの東京地検特捜部の案件もあった。太陽光については住民のアレルギーともいうべき状況がある。しかももう広くて有利な適地はない。

 

 

また、県が9億円を貸し付けている県森連のバイオマス発電事業は団体の経営そのものを揺るがし、特定調停の申し立てという私的整理の方向へ進むなど、県政の「3つの森」の一つとして今後検証が行われる。これはさらに拡大するという話すら出ている。


こうした中で下記の計画を達成していかなければならないというのはかなり困難なことだろう。答弁でも触れられたが、再生エネルギーの「理念」よりもむしろ「儲け」が先行し、ダーティーなイメージまでついてしまっていると…。残念なことだ。

 

 

福祉部・保健医療部。入庁前の学生バイト時代から知っている旧知の人間が陪席していて驚く。終了後、気合を入れておく(笑)。


昼食は配達弁当。体重が増加傾向。残念だが、そろそろご飯を残さないといけない…。