神戸の県庁。各会派政務調査会。年2回開催されますが、今回は2024年度予算要求額の調査ということで別掲のような3日間の予定で各部局から来年度の新規事業を中心に説明を受け、質疑応答を行います。

 

2024年冒頭の政務調査会は土木部から。上野幹事長の挨拶でスタート。司会は迎山政調会長。

 

私からは但馬空港の滑走延長問題の現状と延長についての知事の指示等について確認。材料価格の高騰等も含めて県庁舎を建て替えるお金がないといって在宅勤務6割を選択するつもりの齋藤県政の方針にあって、但馬空港の滑走路2000メートル級への延長を滑走路端安全区域(RESA)の確保と同時に実施するなどということは議会周辺では既にありえない話となっている。しかしその明確な方針決定については選挙後を考えているのか全く出てこない。チグハグではないか。



また、播磨臨海道路予定地区の住民説明会について内容や対応等について確認。『播磨時報』や神戸新聞ではルート設定等に厳しい声が出されていると報道されていた。実は私のところにもルート上の公園(子どもの球技の練習場として活用)がなくなる、代替地を確保してほしいといった声も既に届いている。



さらに、先だって県道広畑青山線の暫定2車線供用から4線開通の目処がたった経緯を聞いたこと、用地買収の特異性を踏まえ、播磨臨海道路については早期完成が必須であることから、先行用地買収の実施組織である土地開発公社の統廃合問題について土木部の考えを問う。

 


農林水産部では、県産木材の品質ついての話が耳に残った。旧兵庫みどり公社の資金収支の算定では吉野杉の価格で試算していたと今朝の神戸新聞電子版にあったばかり。兵庫県産木材はその3分1が実勢という…。正直でよろしいというのか。以前の試算はなんだったのか。

 

 

危機管理部では、元旦に起こった能登半島地震について、元旦からの出勤に敬意と感謝の意を表するとともに初日の県災害警戒本部(本部長:遠藤防災監)の設置までの初動について確認。日本海側に3メートル以上という津波警報が出たことによる対応、翌2日の午前5時に現地連絡員(リエゾン)2名を派遣したことなど。また翌日以降の知事の動きやその後の対応など詳細にわたる確認を行う。さらに4日の知事念頭あいさつを動画配信としていた方針を対面に変えなかったことやそのほか初期対応で届いている職員の意見等(先日の日記で記載済み)も開陳しておく。

 


財務部では、実質公債費比率等の財政指標の過年度分の修正について、議会への報告はもとより、総務大臣への報告、適正意見を出して県民にお墨付きを与えてきた過去の監査委員の役割も含めて発言。現在総務省等と調整中とのこと。

 

県警本部では、冒頭N総務部長から2023年の刑法犯認知件数(速報値)が約3万7千と2年連続で増加に転じたこと、特殊詐欺被害額が20億円近くと拡大していることなどが報告される。ただし、交通事故死は統計開始(S22・1947年)以来最小の103 人と前年比17人減となったという話も。

 

警察の年頭視閲式や年末警戒発隊式などの士気向上と警察職員の倍率低下や若い人向けの働き方改革について確認。勤務時間のスライドワーク導入などの一部緩和、採用試験の倍率低下は見られるが合格点数に大きな変化はない、士気向上のための表彰制度や武道大会等のチームワークや若手との一体感確保が感じられるような行事の実施などの答弁があった。会計職員だけを限定したような在宅勤務等の拡大が何をもたらすかについては神戸市長の講演内容を引いて意見開陳をしておく。

 

今日から3日間ほぼ缶詰め。

 

その後、予定を考えていたが、風邪が流行っているのか、取りやめ。自宅に帰宅。私自身もこの間の状況から身体が悲鳴をあげていることはわかっている。身体は無言だが。こういうときは天の声かなと休肝日と決める。自宅で鍋の調理。大根おろしを入れたみぞれ鍋というのか雪見鍋というのか。