姫路早稲田倶楽部元会長のS先輩(享年88歳)が亡くなられました。謹んでお悔やみ申し上げます。

早稲田大学卒業後、お父様が経営されていた企業に入社。マッチやゴム長製造をしておられましたが、ご自身が経営を任されると、スポーツシューズやOA、情報機器に業容を拡大。サッカーJリーグの創設などの追い風もあり、現在までまさに『生涯現役』で活躍してこられたということです。この度も病気で苦しんだということはなく、急に体調を崩され帰らぬ人となったということです。

家族や近親者らで本日21日に葬儀が行われました。私にはご親戚の方から家族葬ですが敢えてということで連絡がありましたので、僭越ながら参列させて頂きました。

私は先輩の会社を訪問する機会があり、会長御本人にシューズ工場の製造工程を案内して頂いたり、この春にも「うちで作った靴を履いてくださってるよ」とあるメディアの記事を見せて下さいました。

喪主であるご長男のご挨拶の中で、「父は『早稲田大学は楽しくていいぞ』と口癖のように言っておりました」との話もありました。生前、会社におられた娘さんに私のことを「この人も早稲田や」と紹介して下さいました。

「政治家は困ったら僕のところに来る。あなたも来る前に電話してから来なさい」とご指導を頂いたものです。たまに私にも「良い歯医者知らない?」といったお電話を頂いたこともあります。後輩としてかわいがって頂きました。

また、葬儀場に飾られた遺影は、早大卒のマラソン選手 瀬古利彦さんと一緒に撮影した写真との説明もありました。その日は姫路早稲田倶楽部のバーベキューがあった日で私も参加していたので、息子さんにその話をしました。大変感慨深かったです。

葬儀場には先輩の好きだったというアメリカの洋楽がBGМとして流れておりました。先駆的な考えで経営者として成功された先輩の趣味だったそうです。

S先輩の御冥福をお祈り致します。合掌。